読書

第二世代オタクが愛した2作品「究極超人あ〜る」「妖精作戦」:1985年の風景雑感

惑星開発委員会において、70年代前後生まれの第二世代オタクが愛した作品として、「究極超人あ〜る」に関する考察があげられている。 Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º 東浩紀は「動物化するポストモダン」において、オタク世代論という非常に便利なカテゴライズを行っ…

ブラック・ジャックと、紅い牙

今週のヤングチャンピオンに柴田昌弘版「ブラック・ジャック」が掲載。なんか紅い牙ランとブラック・ジャックが共同手術してるんですが……。 あまり興味がなかったので、このブラックジャックシリーズは読んでなかったのだけれども、流石に柴田昌弘が描くとな…

昨日書いたIT部員解雇話って、ブラッド・ミュージックじゃん!

昨日漠然と書いていた、IT部員解雇の話って、テクノ・ミステリーになるなぁと考えていたのだけれども、グレッグ・ベアの「ブラッド・ミュージック」の発端そのものじゃないかと言うことに気が付く。 ようするにハイテク系研究者を解雇する時には、皆大変とい…

五代ゆうの新刊が、非常に売れているらしい。

パラケルススの娘〈1〉 (MF文庫J)作者: 五代ゆう,岸田メル出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2005/05メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (49件) を見る 発売4日で重版とのこと。売れてます。ラノベファンもかなり重度の文字中…

面白かった文庫本2冊

タフの方舟 2天の果実 (ハヤカワ文庫SF)作者: ジョージ・R・R・マーティン,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/05/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (113件) を見る 1巻に引き続いた刊行された宇宙商人タフの物語…

今月のS-Fマガジン

色んな所を興味深く読めた。 ……けれどちょっと知り合いに貸してしまったので詳細はまた今度。 ただ「リアル=フィクション」という言葉には相変わらず慣れないかも。

新撰組をネタにしたコミックがなぜ受けるのか?=多数キャラを一度に出すための手法としての新撰組

最近、地下鉄に乗ると小池一夫「劇画村塾」のポスターが貼ってあって気になってしょうがない。 日本において「キャラクターを立てることを重視する」というのを体系的に弟子達に教えてきたという意味では、小池一夫は手塚治虫の業績に匹敵するのではないかと…

スペリオール

西原理恵子の描く岩井志麻子が面白すぎる。 西原理恵子と「ハードセックス」岩井志麻子・「ハードゲイ」さとちゃんが飲みに行く話。 嫁さんが、「女の子ものがたり」を読んで感動していたのでスペリオールの、宣伝集荷の西原理恵子のコミックを読ませて見た…

今回の戦車映画

スペリオール連載の吉田戦車の「戦車映画」は今回、「宇宙戦争」(ただし旧版)。 火星田マチ子……。

5月下旬から6月のSF

期待のSF小説新作などが幾つか出るので楽しみ。 新城カズマの「サマー/タイム/トラベラー」を筆頭に幾つかあって嬉しいなぁ。 来週か再来週には「銀河ヒッチハイク・ガイド」の試写会が決まると連絡が入った。 広報宣伝担当の方は「宇宙戦争」「スター・ウ…

仕事で国会図書館へ

混み方は割と普通。某マンガ評論家Y氏の資料集めに。 何か忘れているなと思ったらRPGマガジンもついでに見て井上・金澤連載を見ておけば良かったことに気が付く。 世界の映画ロケ地大事典作者: トニーリーヴス,Tony Reeves,斎藤敦子出版社/メーカー: 晶文社…

石井めぐるの「瓦礫少女」萌え

昨日も話題を出した彼女を守る51の方法―都会で地震が起こった日だが、災害写真記録としての実用面もわりと兼ね備えている。 目線で撮った写真が多く、倒れている電柱、崩れかけているビルなどが圧巻だ。 要するに一人暮らしをしている大学生のための防災ノー…

気になって調べたキノの旅の映画

映画化決定の際に渋谷の山手線ホームにポスターが貼ってあった以降、耳にしなかったので気になっていたキノの旅の映画について調べてみた。 アニメのことならアニメイト!アニメイトインターネット|animate internet 電撃文庫 電撃hpメールマガジン 「電撃b…

仕事のために購入本

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書作者: ばるぼら出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2005/05/10メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 422回この商品を含むブログ (341件) を見る 詳細な感想は落ち着いてから。 474P「大事なことは、み…

タフの方舟、キャラクター造形が秀逸

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF作者: ジョージ・R.R.マーティン,George R.R. Martin,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/04/21メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 65回この商品を含むブログ (148件) を見る 主人公のタフの造形が良い。明ら…

仕事のために本を買いあさる

仕事のための本を買いあさる。良かった、まだ書店で瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」(文庫版)が購入できたよ。 画像は単行本時の坂口尚の「VERSION」より ラモックス―ザ・スタービースト (創元SF文庫 (618-8))作者: ロバート A.ハインライン,大森望出版社/…

課題本はISBN:4840230218:title?

絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)作者: 谷川流,G・むにょ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/04メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 539回この商品を含むブログ (250件) を見る 絶望系 閉じられた世界 (電撃文庫 1078)を読んでいる人が多く…

柏崎玲央奈さんの嘆き

今月号のSFマガジンにおいて。わかりすぎて辛い。おそらく去年の夏が今回のピークっぽかったな。

ウブな男の子は桐生祐狩を読め!

なんかウブな男の子というのは、少年コミックの世界では最強なのだろうけれど、現実では可愛そうな存在なんだろうと思った。勿論、それにはオイラも入っていたわけだが。 その意味で「無垢な存在とは生贄にされるべき弱者であるッ!」というコードで組まれた…

養老孟司がこの世で最も会いたい女性−高橋留美子症候群

小池一夫・劇画村塾の最終兵器「傾国」はやはり高橋留美子をもって決まり。 このネット記事を読んだ時に、「養老孟司もか……」とびっくり仰天してしまった。 最近出したムックで(高橋留美子さんに)対談をお願いしました。編集者が、この世でいちばん会いた…

「CYNTHIA THE MISSION-シンシア ザ ミッション」は、オタク第3世代的というよりもかつて美少女コミックに良くあった構成

CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)作者: 高遠るい出版社/メーカー: スタジオディーエヌエー発売日: 2005/02/25メディア: コミック購入: 6人 クリック: 91回この商品を含むブログ (119件) を見る 次々登場する特殊格闘技能をもつ登場キャラクター描出…

いま一番、受けるだろう突撃系雑誌企画

なんかいろんな人から企画の相談を受けるのですが、今一番の旬な企画は 吾妻ひでおと一緒に失踪日記 はないかと思った。ヤマログちっくだが、これを突撃取材やったライターは名が売れると思う。 あの絵柄でソフティケーティッドされているのを、ライター自身…

SFの「過去ログ」はどうすれば読めるか? あるいはSFの情報タグ

現代SF1500冊 乱闘編 1975―1995作者: 大森望出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2005/06/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (48件) を見る 楽しみ。来週辺りには発売日が告知されるだろうか? これが出ると、一応、現代のS…

無事アニメ化発表

PBM系の作家出身者で、原作小説からアニメ化をなしえたという意味では三人目か。多くの意味で力のある人なので、これで注目集まればよいと思う。 ぺとぺとさん (ファミ通文庫)作者: 木村航,YUG出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2004/02メディア:…

風の生涯

風の生涯〈上〉 (新潮文庫)作者: 辻井喬出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る

二人の山下奉文観の違い

いささか鈍すぎるが、今になってこの二作品が同じ人物を扱っていることに気づく。あ〜、確かにこうして写真を並べてみるとそっくりだ。 山下奉文 ―昭和の悲劇作者: 福田和也出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/10メディア: 単行本 クリック: 3回この…

リアル・森田忍

なんか本当にいろんなことに引っ張り回される。しょうがないので仕事を次々いろんな人へと振っていく。振っていく暇すらない仕事は睡眠時間を削ってこなしていく。コンピュータも何とか完全復帰したのであちこちにメール書かなきゃいけないのだが、それも滞…

SFに足りないなぁと思うモノ

オープンソースに足りないもの - Moleskin Diary 2.0 Mozilla Foundationは、すでに、それが可能であることを示している ちょっと興味深い記事。今年は待ちに待っていたいろんなSF小説がでてくるので期待したいところだ。

SFマガジン4月号がなんかイイ(・∀・)

どこがいいのかを列挙しようと思って実際に列挙してみた。 ……が、実際に挙げてみると良さが消えてしまう。もう雰囲気でしかないんだけれど、新しいことをやろうとしているなぁという感じがある。SF評論コンテスト云々とかいうことではない。 言葉にしにく…

笑みを絶やさぬ名バイプレイヤー「火付けの柳」「氷のミハイル」

忙しいが待ち時間ももったいないので、軽く書ける文章のみを書く。 新谷かおるの新刊Raise 1 (ヤングキングコミックス)を買ってしまった。第二次世界大戦中、ヨーロッパで活躍するアメリカ人のB17爆撃機乗りを描いたコミックだ。 買ってしまった一番の理由は…