2010-01-01から1年間の記事一覧

コミケには行かずに乱読

会社行って仕事して、色々と本を買い込んで乱読。感想書きたいのがいっぱいあるのだけれども流石に書く暇はないけど。 自衛隊秘密諜報機関 ―青桐の戦士と呼ばれて作者: 阿尾博政出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/06/05メディア: 単行本購入: 1人 クリッ…

オール新人SF短篇集「原色の想像力」レビュー

第一回創元SF短編賞に応募されてきた作品で最終候補に残った作品のうち9作と、第一回創元SF短編賞を受賞した松崎有理さんの受賞後第一作を収録した『原色の想像力』が刊行された。 で、読後感想をほとんど書き上げたところで、下書きが消えてしまったので再…

オール新人作家アンソロジー『原色の想像力』

ぎゃー、東京創元社の「原色の想像力」がとても面白かったので、ブログ記事を書こうと思ったら、下書きが消えてる! さすがに不貞寝したくなってきた。 原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫)作者: 大森望,日下三蔵,山田正紀出版社/メー…

役立つ!「写真で読む昭和史 占領下の日本」とちょっと迷走? 「3月のライオン」5巻

◆簡潔で分り易い、水島吉隆「写真で読む昭和史 占領下の日本」 写真で読む昭和史 占領下の日本 (日経プレミアシリーズ)作者: 水島吉隆,太平洋戦争研究会出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/12/09メディア: 新書購入: 1人 クリック: 2回この…

[読書]「思想地図β」「民宿雪国」「秘匿捜査」の3冊で伝わってくる現代日本の形

この12月は色々と本を読みまくっていました。主としてこのミステリーがすごい関連の海外ミステリを読んでいたのですが、退院してから読んだこの3冊が、現在の日本を語るに突き抜けて優れていたので、触れないわけにはいかない。 では年末を「楽しく」過ごす…

尖閣衝突ビデオは、佐藤秀峰の陰謀(嘘)

というギャグを思いついたので、書かざるを得なくなってしまった。自分の原稿を放流したものの、更なる宣伝のため、ここで一発「海猿」を書いたコネを活かして、流したんだよ(笑)。この流出ビデオは「海猿2 尖閣諸島編」の壮大な予告。もっとも大森望さん…

《オーベルシュタイン》 meets 『中国嫁』

バリバリ仕事中です! さて、ブログネタとしてとても面白いのは、政治ブログとしていつも面白く読んでいる「雪斎の随想録 とある政治学徒の戯言 part.Ⅱ」の人が、井上純弌さんの『中国嫁』を読んだというあたりだろうか? 最近、興味深いサイトを見つけ…

深町秋生「ダブル」にみる「ダークナイト」のジョーカーの影

一応、生存報告を。大量に書きたいことは色々あるのだけれども駆け足で。 さて深町秋生さんの新作「ダブル」はすごい傑作。作家としてメルクマールになる一作であるのは間違いない。 ダブル作者: 深町秋生出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/09メディア: …

P・W・シンガー新刊「ロボット兵士の戦争」が出た

帯文句「クリックひとつで戦闘準備完了」 しばらく書店のミリタリー関連の足を運んでいなかったら、7月末にP・W・シンガーの新刊が出ていました。 しまった、20日間ほど買い遅れた! P・W・シンガーといえば、「戦争請負会社」「こども兵の戦争」を書いたノンフ…

再来年の大河ドラマ「平清盛」のシナリオライターは「ちりとてちん」の藤本有紀&大河ドラマ論

TV

ついに来た! 藤本有紀執筆の大河ドラマ! 大河ドラマ | ドラマトピックスブログ:NHKブログ いやーなんと言うべきか、「とうとう」というべきか、「やっと」というべきか、大河ドラマのシナリオを、「ちりとてちん」のシナリオ執筆で各界を唸らせた藤本有紀…

インセプションについて書きたいが、なかなか書けない

圧倒的にすごい作品である「インセプション」。 あと語りたくなる作品であるのも間違いない。映像的にもテーマ的にもてんこ盛り。 ただまだ公開から日取りがたってないからネタバレになっちゃうし、映像的な仕掛けが多いもんで、二度三度みないと流石に漏れ…

今年の夏風邪はひどい

三連休の初日に風邪をひいてから、ひどい目にあった。 こんなにひどいのは久しぶり。扁桃腺が尋常でないくらいに腫れて、ピーク時には唾を飲み込むことすら出来なかった。 ようやく復帰しつつあるし、仕事を休むこともなかったんだけど、ちょっとひどいやね。

忙しさが一段落した

ので色々と通常業務をこなしております。 でも運動不足がひどいのでそろそろ本気で運動を再開しないと体調がよくならないや。

WORLD WAR Zのキャッチーな書評を考える

WWZ

うーむ、SF的にもホラー的にも何パターンも書けるのだが、ちょっとはてなダイアラー的に「WORLD WAR Z」の女性キャラクターを中心にキャッチーなフックを大きくして書いてみることを考え中。 基本的にゾンビ戦争を生き抜いてきた女性キャラが多いから、女性…

WORLD WAR Z、すごいお薦めなのにブックマークも、アクセスもあがらねぇ……。

むー、すごいお薦めなんだけどな。ちょっと長文になりすぎたので反省している。 ちょっとまた後でポイントを絞ったレビューエントリか、おちゃらけエントリを書いて復仇を果たす。

<span style="font-size:large;">小説「WORLD WAR Z」は、全方位的にエンタメ要素が詰まった必読の傑作!</span>

薦められた「WORLD WAR Z」(文芸春秋社刊)を読みました! もうメチャクチャ面白い。ホラーとかSFとかの枠組みを超えて、オールレンジに面白い。 WORLD WAR Z作者: マックス・ブルックス,浜野アキオ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/04/10メディア: …

最近読んだ本

WORLD WAR Z作者: マックス・ブルックス,浜野アキオ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/04/10メディア: ペーパーバック購入: 21人 クリック: 1,012回この商品を含むブログ (62件) を見る 某作家から薦められた本。船橋のときわ書房に在庫があったので購…

ローラーガールズ・ダイアリーとグラン・トリノ

ローラーガールズ・ダイアリー(原題Whip it!)の出来がともかく良いという話を聞いているのだが、東京ですら1館−東宝シネマシャンテ−でしか上映していないので見に行くことができない。 書道ガールズよりはこっちだろうと思うのだけれどもなぁ。 公式サイ…

ハリウッドの女性嫌悪を『プレシャス』が解呪した。さて「戦後日本のロボットもの」「戦後の坂本龍馬人気」「士郎正宗の呪い」の解呪法は?

GW期間中に映画を見に行こうと思っていたのだけれども、ティム・バートンの『アリス〜』を見ただけで終わってしまう。いつものティム・バートンらしからぬ捻りのない話で,割と予定調和で終わってしまうので今ひとつ映画を見終えたという満足感に欠けたかな…

山形にて深町秋生・平山夢明両氏の小説家になろう講座拝聴

朝四時起きして山形に行って、日帰りするという強行軍にこれから出発。 4月25日のチラシ - 深町秋生のベテラン日記 山形着いた。いい天気で空が広い‼ 帰ってきました。色々な方にお世話になりました。ありがとうございます。 深町秋生さんを「Perfume」ネ…

永井豪が、エスパー魔美について思うこと

高畑さんは「非モテ」どころか、小賢しいSF少年にとって「唯一実現可能な《モテ》のロールモデル」だと思うんだが、このあたりはまた今度書くことにして、永井豪が「藤子・F・不二雄大全集 エスパー魔美」第4巻の巻末に寄せた解説が色々と示唆の深いものだっ…

バーン・ノーティスと伊藤計劃さん

地上波放映が始まってから、「バーン・ノーティス」に嵌っているのだが、これを見るとどうしても「伊藤計劃さんならこれをどう見たかな?」という疑問が頭から離れない。 「冷戦が終わり、見える敵がいなくなった後のスパイたち」というのは伊藤計劃さんのモ…

五木寛之氏が、直木賞選考委員を辞任の表明

なんか打ち合わせから帰って来たらこんな事に……。 社会 - 毎日jp(毎日新聞) 直木賞選考委員を務める作家の五木寛之さんが、選考委員を辞任する意向を示していることが分かった。19日発売の日刊ゲンダイの連載エッセーで明らかにした。 エッセーによると…

新機軸の警察小説の佳作「さよなら、ジンジャー・エンジェル」「プロメテウス・トラップ」

世は警察小説のブームである。この間、警察小説を編集している編集者の人とお話したのであるが、現在の警察小説の番付を言うと 「東西両横綱が、佐々木譲と今野敏。大関が堂場瞬一かな?」 とのことであった。 まぁこれはちょっと今現在により過ぎている気が…

愛される次男としての「龍馬伝」と、「サマーウォーズ」の解毒

最初は岩崎弥太郎のルサンチマン演出が、あまりにクド過ぎて見ているのが辛かった「龍馬伝」がだんだん面白くなってきた。龍馬に関わる歴史上の偉人の脇役陣が増えてきたことで、目指そうとする方向性が見えてきた感じ。とりわけ前回の吉田松陰(生瀬勝久)…

5年ぶりぐらいに買った新紀元社の本が便利なのと戦前外地の鉄道地図

幻想ネーミング辞典作者: 新紀元社編集部出版社/メーカー: 新紀元社発売日: 2009/08/31メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 70回この商品を含むブログ (19件) を見る 俺の方でタイトル決めをしなければならぬ案件になるやもしれぬのが二つ…

新書を少し

幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書)作者: 青木直己出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2005/12メディア: 新書購入: 9人 クリック: 61回この商品を含むブログ (27件) を見る とらや文庫で江戸の食生活を研究している青木直己氏の本。 紀州和…

バンダイ・ナムコ・ゲームスからアクセスが多いのだが……

NET

何かあったのかなぁ? ttp://www.lab.nbgi.jp/~mash/diary/index.html からアクセスされている。 特にモノリスの記事とかも書いていないし、いのまたむつみさんのコミケ手伝いの件などからかな?

面白かった漫画

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 新書館発売日: 2009/12/11メディア: コミック購入: 51人 クリック: 540回この商品を含むブログ (231件) を見る シブすぎ技術に男泣き!作者: 見ル野栄司出版社/メーカー: 中経出版発売日:…

gossipgirlの備忘録

たぶんドラマシナリオの出来としてはNANAを超えていて、見方さえ注意すれば少年物としてもみられるんだよね。 そのあたりが、「トワイライト」とかとは違うところ。 やっぱり全話解説した方が良いのかなぁ……。 元ビッチなヒロイン、セリーナが如何にキャンデ…