ついに明かされる「ヨハンセン」の正体。
細野不二彦の「ヤミの乱破」の新展開が面白すぎます。
敗戦後の日本で暗躍する元・陸軍中野学校のスパイたちを描くサスペンスが、本作「ヤミの乱破」。虚実入り乱れる蘊蓄具合がたまらなく面白かったのだが、前回までに天皇に絡む秘密文書話がひとまず片づいて今回から新展開。
手塚治虫の「新宝島」の話を延々とやっていて、「時代背景描写の一環としては分かるけど新鮮味がないなぁ」とか思っていたら、変なマンガ好きの子供の登場から、この伏線がいきなり生きてきてオチともつながり、今まで桐たちを操っていたヨハンセンの正体に膨らみを持たせる。
これは圧巻。ハッキリ言って必読。
この「変なマンガ好きの子供」も実在の人物なのだが、発売日の今日、あの特徴ある笑い方で面白がって読んでるだろうなぁ。いや事前に説明はあったかもしれんが、まさか自分が登場するとは連載開始当初は思ってなかったろうなぁ……。
あのマンガオタクのヤツのことだから、絶対、連載開始当初から読んでいるに違いない(爆笑)
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