糸井重里が編み出した説得手法

北田暁大の本にも書いてあったような記憶があるのだけれども、糸井重里は元は学生運動切込隊長だったんだっけ?

その中での世間との折り合いの中で生み出された広告手法としての糸井重里の語り口は注目していかなきゃいけないんだろうな。
ただ、現在興味があるのは、糸井重里が積極的に関わっているオタク系を家族系に変換する宣伝手法なんだけど、それをもってしての今後に注目中。

1/24second 〜映画『ハウルの動く城』の24分の1秒
映画『ハウルの動く城』のフィルムを1コマ、
24分の1秒分を透明キューブの中に密封しました。


アニメーション映画の一秒は、
24コマで描かれています。
1コマ1コマは、
たった24分の1秒しか見られていないのです。
でも、それが気の遠くなるほどの回数くりかえされると、
あの、大きなたのしい物語になるのですね。


上映時間119分の「ハウルの動く城」は、
7140秒の映画ということになりますから、
その24倍の171360コマでできているわけです。
思ったより多かったですか、少なかったですか?


ちなみに人間の生きる時間を、
仮に80年として計算してみると、
約600億コマのアニメーション映画になります。
誰とも取り換えることのできない、
なによりも貴重な作品ですよね。
どうぞ、あなたの人生の1コマ1コマが、
すばらしいものでありますように。


ハウルの動く城」宣伝プロデューサー 糸井重里