理系女子(かつて非モテ?)が過去を振り返る

現在は一児の母ながら、バイオ研究者をやっている女性研究者が、かつてのオタ女子時代を振り返りつつ、サークルクラッシャー云々に言及。高校時代のラヂヲ部(ひょっとしたらバードウォッチング系のサークルかも知れない)の話を非常に落ち着いた筆致で書かれていて参考になる。
2005-04-23 - Empty Moonlit Diary

(前半部のオタ趣味の話は略)
多分、私を含めた非モテ女子(あえてこう書く)は適応能力が高いのではないでしょうか。
女子の世界は異物を極端に嫌うがゆえに、私たちは小さい頃から「場になじむ」スキルを身につけてきました。
むろん、それと男女の関係をうまく構築できるかどうか=モテになれるかどうか、とは別物ですが、だからこそ男性の多いサークル内で女性は自分ひとり、もしくは少数人数という状況になると→周りと馴染みたい→愛想良くしよう→「合う」相手を見つける→はまる→→→その後色々とドロドロ…
ということになってしまうこともあるかと思います。
同様に「あがろう」と思えば、その世界を切り離し、モテの相手やモテの友人に馴染めばよい、ということになるのでしょう。
女子は「自分なんか…」と自己否定すると同時に「自分もけっこういけてるやん」と思うこともできる生き物です。鏡の前でポーズを取ってしまうナルシストです。
だから、「あがり」もそう難しくないのかもしれません。
モテ=肯定されているという感覚(ごめんなさい、読みが浅いので間違っているorごく表層的な見方かと思います)であるとしたら、自己肯定がその第一歩だと思いますので。
女性が「見られる性」であることにも関連しているように思います。
ジェンダーやフェミニズムなんて言葉ぐらいしか知りませんが、それも悪くないかなと最近思えるようになりました。
見られる=存在として認められているということだから。
(以下略:強調は引用者)

こういった経験譚なんかが、貯まっていくとリテラシーが高まることになる。
ネット時代はすごいなぁ。ある意味で80年代の情報鎖国時代の方が例外的だったのかも知れないが……。
【追記】
指摘があったので、ラヂオ部をラヂヲ部に変更。考えてみれば中学生の時(81年〜83年位)は、俺も無線部に一時籍を置いていたことがあったなぁ。まだパソコン部化はしていなかっ
たが。
【追記02】
星海の駄述駄言 GX: 納得
ある程度の領域まで納得してもらえたようで嬉しい限り。きちんと書くと女子の方が伝わりやすい? 男子ブロガーの方は指摘の鋭さが光る。興味深い。