舞妓さん、振袖さん、かもめさん

なんか本当に彼方此方に引っ張り回されているのだが、先週、映像方面に引っ張られていく中で知ったトリビア
芸者の呼び名と、各地方での性格の違いについて知る。画像はKyopicsさんより京都の舞妓さんを。http://kyopics.convi.ne.jp/
芸者さんの呼び名は場所によって違うのだそうだ。時代小説は結構読むのだけれど、そこまで意識していなかったので、ちょっと知識として覚えておこうと思い記す。

  1. 京都:舞妓さん
  2. 浅草:振袖さん
  3. 向島:かもめさん

とのこと。みな「さん」付けなのが共通点だけれども微妙に呼び名が異なるのが面白い。浅草と向島なんて、隅田川沿いで電車の駅にして4つ、距離にして3キロ程度しか離れていないのだが、呼び名が違うのが面白い。隠語としての性格が残っていたことが影響しているのだろうか?

進取の気風に飛んでいるのは、もっとも下町・庶民性が強い向島なのだそうだ。例えば日本で一番早く、アルバイトの「かもめさん」を導入したのを初めとして、まぁ三味線とかの演奏にカラオケを導入したのが最も早いのも、20歳を過ぎてからでも就職できるようなシステムを導入したのも、日本で一番、「向島」が早かったらしい。
京都や浅草だと、「芸の道」みたいのが生きていて、小さいときから稽古をして(流石にカムロみたいな制度は残っていない)云々みたいなのが、あったらしいのだが。
着物が似合って歌が上手ければ……みたいなのが向島から始まったのだとか。だから向島の「かもめさん」は、京都の「舞妓さん」や浅草の「振袖さん」に比べて、カラオケが上手いとか上手くないとか。

面白い。