現在の後書き女王は桜庭一樹かもしれない。

9月下旬発売の日経キャラクターズライトノベルアンケートのページなどで、アンケートを取りながら発表していなかったいろいろなモノを出していく予定。母数が1300強あるので、売れ行きその他、複数のライトノベル有力書店に見てもらってけれど、彼らをして「実に順当」と言わしめる数字が出ている。
とりあえず「好きな作家」「後書きが好きな作家」は、「ライトノベルランキング」に比べて大きく順位が大きく変動してる(アンケートに答えてくれた読者が割と真剣に選んでいる証拠)。
その中でどうにもこうにも言及しておかねばならない作家が一人いて、それが誰かというと桜庭一樹だ。
「後書きが好きな作家」では、桜庭一樹は、11位。惜しくも10位の今野緒雪に次ぐ形で、発表ランキング外なのだが、13位には新井素子がいるわけで、これは凄いことと言わざるを得ない。女性作家全体で2位という快挙。……ライトノベルという別リングではあるものの、「素子姫」を追い落としているわけで、めちゃくちゃ凄いんですが。
ライトノベルランキング」では桜庭一樹は正直、あまりランキングが高くない。かろうじて100位に食い込めるかなぁってくらい。それが「好きな後書き作家」では一気にゴボウ抜きで11位。もっともランキング変動が大きい作家がこの桜庭一樹である。
う〜ん、女性作家はエッセイ・後書きが上手いだけで、上手くやれば新井素子の『結婚物語』、中村うさぎの『女王様』シリーズのように転がせるわけで、要注目である。