豪州政府がWikipediaの修正で釈明


Wikipediaの修整がトレースできるようになってから、こんなニュースが飛び込んできた。
Wikipediaでの改竄闘争に政府が乱入か……。日本ではまだネット公共情報の重要性が認識されていないけど(多分、もっとも認識しているのは電通だろうが)、このニュースは面白すぎる!

オーストラリア政府もWikipediaを改ざん、首相府は釈明の記者会見
【Technobahn 2007/8/24 15:20】オーストラリア首相府がWikipedia内の閣僚に関する批判的な記事を削除してたことが 24日、シドニー・モーニング・ヘラルド紙の報道で明らかとなり、同日行われたオーストラリア首相府の定例記者会見の席上では、マスコミから政府に対して事実関係を問いただす質問が殺到するという事態となった。
 シドニー・モーニング・ヘラルド紙の報道によると、オーストラリア首相府はピーター・コステロ財務大臣は「Captain Smirk」だとする記述部分を一方的に削除していた他、「フリーメーソンやモルモン教は悪魔の所業」とか「イエスキリストこそ、唯一の神だ」といった過激な表現の記事を書き込むなど、合計126回にも及ぶ、編集を繰り返していたとしている。
 今回のオーストラリア首相府によるWikipedia編集問題は、Virgil Griffith氏が開発したIPアドレスからWikipedia編集履歴を調べるツール「Wikiscanner」の調査により明らかとなったものとなる。
(後略)

「フリーメーソンやモルモン教は悪魔の所業」とか「イエスキリストこそ、唯一の神だ」って表現を書き込んでしまう迂闊さは、ちょっと政府機関関係の人間としては考えにくいなぁ。
日本ではまだこのWikiscannerによる改竄事例は任天堂ほか企業関連しか出ていないけれども、今後は政府案件での改竄事例も発見されるかもしれない。