時代小説作家・永井義男は本当に面白い

算学奇人伝の頃から最高だったが、鬼武迷惑剣―江戸色里草紙 (学研M文庫)がまた良い感じ。山東京伝十返舎一九滝沢馬琴の若き日々なんかが出てくる。主人公は一九や馬琴の同僚でもある戯作者・感和亭鬼武(かんなてい・おにたけ)。
http://www.fumikura.net/paper/edoyo/edoyo45.html
こういう現在では無名に近いが、面白い人物を縦横に資料を駆使してユーモア仕立てで書けてしまう。今年は著作が4冊もでて嬉しい。