コンテンツの海外輸出

TV局の先輩Sさんより電話。TV局取材陣からの又聞き。海外サイトで販売する日本の18禁ゲームが出てきているとのこと。日本で1000本しか売れなかったゲームが、翻訳して海外仕様で発売したところ、7万本以上売れてしまったらしい。そこのゲーム会社は本気で海外流通を考えているとのこと。もちろん難しい部分はあるらしいのだが。
詳細は別企画で掲載予定だが、米欧亜を除く諸国へのライトノベル輸出も本格化しつつある。
ややズレルが、野村総研の調査報告
http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200408230488.html
この金額を多く見るか、少なく見るかはその立場にも寄る。ただ中心的に金を使う層=オタク・マニア層として計算するのは、センセーショナルな見出しとして以上の意味はないような気もする。
よくレコード業界で自虐的に使われていた言葉で「所詮、レコードをいくら売っても豆腐にゃかなわない」というものがある(既に陳腐化してるが)。レコード業界の総売上が、豆腐産業の総売上にかなわない部分を自虐的に述べた言葉だ。でもこの言葉もまた比較してもしょうがないモノを並置しただけだ。今回の調査結果もそれに近い気がする【昔はもうちょっと付随した提案とかも野村総研はだしていたのだけれど、最近はどこの研究所も縮小傾向だからなぁ。総研の縮小については、数週間前の経済雑誌記事で見た記憶があるけどどの雑誌かは忘れた。野村総研自体が「うち?うん、リチャード・クーの個人事務所」と言っているくらい政策提言などが縮小気味】
算出してもらうとすごく助かるのは、海外輸出コンテンツとしてのアニメ・ゲームの国別成長値とか海外市場調査結果だと思う。その公開は意味があると思う。
海外の映画会社・ゲーム会社はちゃんと日本の市場調査をしてるけど、おかしなもので日本側は割とそういう調査は遅れ気味。旧来の製造業が抱えていたQC思考以降の停滞をクリエイター産業も抱えているのだろうか?