トンデモへの理解

人はなぜトンデモにハマるのかということについて、尊敬する師匠から啓蒙を受けた。なるほどなと思った。
「トンデモに、ハマる最大の契機は、本人の性急さが原因の場合が多い」
(複雑な世界を読み解くのに単純な陰謀論に集約しやすいというのは、自分の論理構造内にあったのだが、「性急さ」という軸は無かったんでちょっと面白い)
「どうして世界はこんなに間違っているんだろう、何か良くする根源的な方法があるはずだ」とかいう思考にとらわれ、変化は本当に徐々にしか表れないという現実を忘れてしまうと、「世界の枠組みを一気に変えるトンデモ理論に飛びつく」のだそうだ。
世界の人々ミンナがコレを信じれば、一気に世界が変わるはずだと確信しちゃうともうトンデモへは、あと半歩ってことらしい。
いや、若いときの確信って当てにならんなぁという事例の一つ。