SFマガジン9月号「さいたまチェーンソー少女」桜坂洋

上手い、ヤラレタって感じがする。桜坂洋SFマガジンで短編書かせようという着想が非常に良い。
早川SFマガジン編集部のアンテナの高さを感じさせる。アンケートで、今後を期待するライトノベルレーベルで、早川文庫JAが5位に入ってるのもむべなるかな。
様々に張り巡らされたフックも妙。
惜しむらくは、西島大介にやや頼りすぎの観があるとこ。西島さんは上手いが、西島さんが書くと西島さんイメージでくるまれるのが辛い。

次は桑島由一なんかに書かせると良い気はする。多分、作家にとっても読者にとっても幅が広がるだろう。

こういう作家を細かく細かく、そう3年間拾い続けると……。

あ、GEDO買わないと。