日本で一番ライトノベルに詳しい書店

大阪へ中島らも追悼ライブに行ったついでに、名古屋・豊橋にて取材をしてくる。その前に大阪においてライトノベル関連書店の前取材。
日本で一番ライトノベルを売っている書店は秋葉原のブックタワー。では「日本で一番ライトノベルに詳しい書店」は何処かというと、大阪にある書店だからだ。さすがにそれが何処かというのは、此処には書けないので記事ほかを見てもらうこととする。
ライトノベル完全読本を100冊以上売ってくれたお得意さんでもある。
前取材で得た話題を少し書いておく。

  1. ライトノベル完全読本で「イリヤの空、UFOの夏」が2位になったのを受けて売れた。「マリ見て」にはあまり影響なし。「イリヤ」に関してはまだ未発掘な層がいるという意味で意外。
  2. 富士見ミステリーがようやく堅調に。桜庭一樹小林めぐみ、とりわけ「食卓にビールを」が最も売れた。小林めぐみの復調が印象的。
  3. MF文庫Jでは、「あそびにいくヨ ! 」の伸びが止まらない。
  4. 先月(先々月だったかな?)のファミ通文庫は売れ行きが良かった

等々の情報を得てくる。
さすがに詳しい……。都内のPOSデータ売れ行き情報とほぼ一致すると同時にそれよりも一歩踏み込んだ話が出てくるあたり凄いなぁと思う。店内もとにかく整理整頓が行き届いていると同時に手書きポップが非常にカラフルに彩ってあり、在庫も良い。ハードカバーの並びもキチンとしており流石だなぁと思った。

はてなキーワードへの期待値と、元ネタの連鎖

http://d.hatena.ne.jp/jouno/20041014#1097698171
http://d.hatena.ne.jp/jouno/20041015#1097776342
http://d.hatena.ne.jp/herecy8/20041016#p1
とにかく取材で飛び回っていて忙しく忙しくて書き込めなかったのですが、経緯は見ていた。
客観性のあるキーワードを善意の人の努力で編集していくのは難しいなぁと思った。期待値として「はてなキーワード」にユーザーがどの程度を望んでいるかにも依るのだろうが、その敷居が段々高くなっていっているのだろうか?
またそれとは違った視点で、日本の作品が段々ハリウッドを初めとして、他メディアに展開する可能性が増えてきた中で、実はこのようなネタ連鎖話を誰かがまとめてくれると非常に助かるなぁとも思う。
つい先日も、月詠アニメ関連で、「日本で初めて猫耳少女を出したのは?」みたいなのが出たので。

第二次世界大戦前後の科学史

何やらかんやらで、WWⅡ前後の科学・発明史を見る。
◆1938年
5月15日 東京帝国大学航空研究所の長距離記が、周回飛行で1万1651㎞の世界記録を樹立。
7月20日 S型工作機械8種類の設計図が企画院より公開される。
9月14日 零戦の試作機が、三菱重工にてロールアウト。
10月22日 法学部生C・F・カールソン(米)がコピー機の基礎機であるゼログラフィーを発明。
※エンリコ・フェルミ(伊)、中性子による原子核反応の研究でノーベル物理学賞を受賞。
※オットー・ハーン(独)、ウランの核分裂を発見。
※H・ベーテ(独)、恒星のエネルギー源としての核融合理論を発表。
※ビロ兄弟(ハンガリー)、ボールペンを発明、特許を取得。
◆1939年
1月2日 E・フェルミが米国に亡命。
3月 東洋レーヨンがナイロン6の分離・合成に成功。
8月24日 世界初のジェット機、独の「ハインケルHe178」が飛行に成功。
10月11日 アインシュタインらがルーズベルト大統領に書簡。
10月21日 ル大統領、「ウランに関する諮問委員会」を設置。原爆製造の見通しを検討。
※E・O・ローレンス(米)、サイクロトロンの発明でN物理学賞受賞。
※G・ドーマク(独)、プロントジルの抗菌効果でN生理学・医学賞受賞が決まるがナチスの指示で辞退。
※L・マイトナー(デンマーク)、O・R・フリッシュ(オーストリア)、ウラン核分裂反応の理論を提出。
※L・ジラード(米)、低速中性子によって核分裂連鎖反応が可能であることを確認。
※J・R・オッペンハイマー(米)、ブラックホールの存在を理論的に示す。
※I・シコルスキ(米)、大量生産用に設計したヘリコプターを製造・初飛行に成功。
※P・ミュラー(スイス)、DDTが効力ある殺虫剤であることを発見。
※アームストロング(米)、FM(周波数変調)ラジオを発明。
複素数計算機がベル研究所にて製作。
メッサーシュミットBF−113R、最大速度毎時755㎞を記録。
※M・ペレ(仏)、元素フランシウムを発見。
※R・J・デュポス(米)、抗生物質チロトリシンを発見(ペニシリン発見への連鎖へ繋がる)