2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

95年エヴァンゲリオン文化圏の終わり−−知的な塹壕としての「ゼロ年代の想像力」スタートと、よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」完結について

日常の忙しさに忙殺されてしまっていて、ブログの更新が滞ってしまった。とはいえ、この07年5月が終わってしまう前にどうしても書かねばならないことがあるのは、繁雑さに目がくらみつつも、大変喜ばしいことだと思う。 それがSFマガジンでスタートした宇野…

仮面ライダー電王のデンライナーに新世紀エヴァンゲリオンの碇シンジは乗れない

色々と打ち合わせ。非常にためになると同時に来期に向けたネタ収拾。 いくつも印象に残ったことはあるのだけれども、シチュエーションの一つとして、新世紀エヴァンゲリオンにおいては電車は 「孤独を強調する象徴の場」 「出会いと別れの場」 「自意識の場…

グレンラガンの主人公であるシモンは「眼鏡クン」キャラ

……という枠組みが知識的に共用されていなかったので、一応指摘まで。 熱血コミックの枠組みであれば、カミナとシモンの関係は「親分・子分」「主人公・眼鏡クン」という枠組みな訳だ。 だからシモンが一番自分の実力を発揮できる「穴掘り」という技能を発揮…

記憶と記録に対する三種のアプローチ:三題噺「リセット・記憶・偽史」

年末からこのあたりまとめたら面白いだろうなぁと思っている三題噺。「SFが読みたい」の特集を読んで思いついたのだけれども。 リセット:リセット好きといえば東浩紀 記憶:記憶喪失やアルツハイマーネタが大好きな団塊の世代 偽史:偽史闘争に明けくれる…

「蓬莱学園」ファラオゲームが予言した情報社会の悪夢とは?(改題しました)

【電ファミ記事にから来られた方、長いですが、後半に「ファラオゲーム」に関する記述があります】集英社的に「DEATH NOTE」の正統後継コンテンツって言うと、甲斐谷忍の「LIAR GAME」になるのだろう。 甲斐谷忍に関しては、デビュー作である「ソムリエ」か…

さて次のグレンラガンは?

ネットで話が流れていたように主人公シモンの兄貴分であるカミナの死亡。 ここまでは00年代のドラマツルギーとして、「エヴァンゲリオンを超えようとしたらこうするだろう」という予想を超えていないので、今後の奮起を期待したいところ。 主人公が二人組で…

なんか時間がないのでmixiで書いていたのをそのまま挙げてみたりして。

爆笑人形アニメ「Panic in the village」がすごい!!

もうネットでは2年前にかなり評判になっているらしいので、いまさら私が注目するのは遅すぎるのだけれども、カートゥーンネットワークで見てしまった「Panic in the village」という人形アニメが凄すぎる……。 知られざるアニメーション パニック・イン・ザ…

女性誌の表紙を飾るリア・ディゾン

う〜ん、俺の考えていた日本での活躍像とはずいぶん違ってきてしまい悲しい(笑)。 なんか普通のアイドルになってしまったのではつまらんね。 ようするに 「人工的な清純さ」なんて見たくないんだよ〜。 「エロい格好をしても清純さが漂う」ところが良かっ…

第五十回群像新人文学賞の評論賞に、「セカイ&エロゲー系の村上春樹評論」が入選した件(笑)

第五十回群像新人文学賞の評論部門の優秀作としてトンデモないのが入賞してしまったので、俺の中のSF業界(笑)に激震が走った*1。群像6月号(講談社)をゲットだ! 小説部門の方は、当選作の「アサッテの人」が抜群に面白い。牧野修さんの電波文の秀逸さに…

GWなのに休みがない!

なんか細かい処理を色々としている関係で休みがない。あと外注している仕事の方がなかなか上がらないので、こっちの面倒を見るのに思ったより時間がかかったりして……。 ただビジーウェイトが多いので読書は進んだ。 「処女同盟」第三号作者: 吉川トリコ出版…