美術手帖ほかマンガ本を色々読む

積読のままになっていた本を次々と消化していく。美術手帖2月号「マンガは芸術家か? 進化するマンガ表現のゆくえ」を読む。
とくに面白かったのは「マンガ史を変える30人」「椹木野衣×伊藤剛 スーパーフラット以後の漫画と美術」が興味深かった。
前者の記事「マンガ史を変える30人」で上げられているのは下記の通り。

  1. 井上雄彦 
  2. 小畑健
  3. 荒木飛呂彦
  4. 永野護
  5. 士郎正宗
  6. 三浦健太郎
  7. 楠本まき
  8. 桂正和
  9. 上條淳士
  10. 多田由美
  11. 小田ひで次
  12. 近藤聡乃
  13. しりあがり寿
  14. 黒田硫黄
  15. 丸尾末広
  16. 岡野玲子
  17. 山田章博
  18. 松本大洋
  19. 峰倉かずや
  20. 安野モヨコ
  21. 矢沢あい
  22. CLAMP
  23. 赤松健
  24. コゲどんぼ
  25. 藤島康介
  26. あずまきよひこ
  27. 天広直人
  28. 吉崎観音
  29. 西岡兄妹
  30. 大暮維人
  31. 水野純子

あー、これは非常にバランス良くひろく載っていて、著者・暮沢剛巳氏の視野の広さが分かる
……って31人載ってるヨ!
まぁそれはともかくとして、これは読むに値する。
後者「椹木野衣×伊藤剛 スーパーフラット以後の漫画と美術」も面白い。「テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ」で述べられていた「フレームの不確定性」というのが、絵画との比較の中において語られ、より分かり易く興味深かった。ドラえもんの続きスプレーでのメタファーは面白い。

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ


個人的に興味があった「リアリティの問題」と「キャラクター(キャラクターとキャラね)」が色んな視点を与えてくれて楽しい。
重いけども持ち歩いてもっと詳しく読まなければと思った。