この世で一番高いモノ:税理士編【その1】 女性の巻

ようやく仕事が落ち着きましたよ。もう死にそう……。これで年末以来、ためてきたネタがかける。
年末、実家の関西に帰って恒例の忘年会に参加。特にクラブの先輩後輩とか言うわけではなく、授業とか合コンとかネットとかで会ってお互いにこいつは面白そうというのが集まっていつの間にか年末とお盆と区切りの良いときに集まって飲むようになった友人同士の集まり。
30代後半の働き盛りの人が集まって色んな話をするみたいなものだ。
ネットをやっていない奴、およそ本を読まない奴など東京圏で出来た知脈とはまったく違って多岐に渡っているのに話すと興味深いのが不思議。
ま、ガンオタあかほりさとる好きのくせして、あらゆる事に造詣が深く、仕事が無茶苦茶できる師匠のSさんもその一人だ。


今回、面白かったのは公認会計士を目指している税理士の友人が「はてな」の成長などに絡んで話した「経営者が買おうとするこの世で最も高いモノ」の話。
【参考】2004-11-13 - さて次の企画は
会社を運営し始めて3年目の危機も乗り切って、会社も順調に成長。無事に上場も果たして会社が拡大をしても、幸運にも手綱をキチンと握って運営できた。同業業界内での市場占有率も落ち着いている。仕事の上で後を任せられるような功臣も育っている。
……という形になってきたときに、会社経営者が陥る落とし穴が3つあるんだよという話を税理士の友人Tがしてくれた。アニメ業界話やらに例えてくれつつ話してくれたのが滅茶苦茶面白かったのでココに掲載する。
まずここで嵌る罠の一つが、

女性(本妻を含む異性関係)

なのだそうだ。愛人を囲ったり芸能人相手の女遊びをしてしまって派手にお金を使う……というレベルを想像してはいけない。銀座のママと付き合って一晩で300万使ったとか、そのくらいで傾く会社はまだ下の上、創業社長で一気に上場まで持って行った会社経営者は基本的に莫大な株式上場利益を手にしているし、上述したように上手く会社を回せる人間だったら、遊びの金で会社を潰すなんてことは(普通は)ない。戦前に良くいたような薩摩治郎八じゃないんだから。
少し例を引きながら話をしよう。
凄く優秀で仕事もバリバリできる経営者が自分の恋人だったとしよう。まぁ女性の立場は本妻でも愛人でも良い。マンション・別荘を5、6個買っても財産的にビクともせず、一生保証されるぐらいの経済基盤があれば、別に愛人という立場であってもそれを割り切れる人は結構いる【……みたい。あくまで友人の弁であって幸か不幸かオイラはそうした女性と会ったことはないし知識もない】
遊んで暮らしていても好きな仕事をしていてもまったく問題ないとき、たまに女性はこう思うのだそうだ。

私も彼のように会社の経営をやってみたい。

まぁ当然かも知れない。旦那(彼・恋人)は有能で楽しく仕事をして、しかもスゴク儲けているのであれば、それに憧れるのは(男性だって)普通だ。部下をあごで使う様は気持ちよさそうだ。
そういうことで、才知あるパートナーであるほど、経営という仕事をしたがることがままあるのだそうだ。
税理士Tが言うには、ここで頭良い会社経営者はこういうのだそうだ。「よし、運営資金を出してあげるからブティックでもなんでも君の好きな店をやってごらん」 この際に自分の運営している業種とは違う業種を勧めるのがポイントらしい。
最も最悪で馬鹿な経営者……でも自分の妻とかでもありうるからな……が出す結論は「それじゃあ、ウチの会社の役員をやるか」「ウチの会社に新規事業部(子会社)を作るからそこの事業部長を君やるかい」なのだそうだ。
「三越事件」竹久みちへのミチをまっしぐらである。

近年では本にもなった「だから、潰れた! 〜新人OLが見た倒産までの波乱万丈〜」等がまたよく分かる(イカン、懐かしくて読んじゃった)。

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このあたりは「経営 女帝 愛人」でググるとぞろぞろと香ばしい【(C)切込隊長】心温まる話が幾つも出てきます。
以下は税理士Tの弁

ようするにそういう時って経営ゴッコ、会社ゴッコをやりたいだけなんだよ。神戸に可愛いブティックを出してあげれば、年間1億円の赤字で済むのに。
「俺の目の届くところで守ってあげよう」とか「赤字出しても良いから連結決算の子会社で節税にでも使うか」とか欲目をだすから会社の屋台骨が狂うんだよね。
女の子は生活費(Tがココで言った生活費が何千万円かは知らない)以外に年間1億円あれば、経営者気分で楽しく暮らせるんだから

生活費以外に年間1億円あったら、誰でも楽しく暮らせます!!(怒)
自分の妻、恋人だからといって、仕事で徴用するとどんな有能な経営者であっても、カンが狂って私情の入った訳の分からない経営をするという例えですね。非常に興味深く面白い。
……え、これがアニメなんかオタク業界とどう関係するって……
まぁデビルマンとか種とかな(笑)
こ〜ゆ〜視点あたりから入っていくと経済も楽しく勉強できます。
ZAKZAK

結論

妻・恋人は年間1億円赤字出すつもりであれば何とかなる。

自分の会社の経営にタッチさせるというアホな判断しない限り、高くはない。

……高いよ。


<この世で一番高いモノ:税理士編【その2】 子供の巻へ続く>