第二次世界大戦前後の科学史

何やらかんやらで、WWⅡ前後の科学・発明史を見る。
◆1938年
5月15日 東京帝国大学航空研究所の長距離記が、周回飛行で1万1651㎞の世界記録を樹立。
7月20日 S型工作機械8種類の設計図が企画院より公開される。
9月14日 零戦の試作機が、三菱重工にてロールアウト。
10月22日 法学部生C・F・カールソン(米)がコピー機の基礎機であるゼログラフィーを発明。
※エンリコ・フェルミ(伊)、中性子による原子核反応の研究でノーベル物理学賞を受賞。
※オットー・ハーン(独)、ウランの核分裂を発見。
※H・ベーテ(独)、恒星のエネルギー源としての核融合理論を発表。
※ビロ兄弟(ハンガリー)、ボールペンを発明、特許を取得。
◆1939年
1月2日 E・フェルミが米国に亡命。
3月 東洋レーヨンがナイロン6の分離・合成に成功。
8月24日 世界初のジェット機、独の「ハインケルHe178」が飛行に成功。
10月11日 アインシュタインらがルーズベルト大統領に書簡。
10月21日 ル大統領、「ウランに関する諮問委員会」を設置。原爆製造の見通しを検討。
※E・O・ローレンス(米)、サイクロトロンの発明でN物理学賞受賞。
※G・ドーマク(独)、プロントジルの抗菌効果でN生理学・医学賞受賞が決まるがナチスの指示で辞退。
※L・マイトナー(デンマーク)、O・R・フリッシュ(オーストリア)、ウラン核分裂反応の理論を提出。
※L・ジラード(米)、低速中性子によって核分裂連鎖反応が可能であることを確認。
※J・R・オッペンハイマー(米)、ブラックホールの存在を理論的に示す。
※I・シコルスキ(米)、大量生産用に設計したヘリコプターを製造・初飛行に成功。
※P・ミュラー(スイス)、DDTが効力ある殺虫剤であることを発見。
※アームストロング(米)、FM(周波数変調)ラジオを発明。
複素数計算機がベル研究所にて製作。
メッサーシュミットBF−113R、最大速度毎時755㎞を記録。
※M・ペレ(仏)、元素フランシウムを発見。
※R・J・デュポス(米)、抗生物質チロトリシンを発見(ペニシリン発見への連鎖へ繋がる)