「虫愛づる姫君」藤井美菜と、SF作家飛浩隆さんの癒されっぷり
だいたいさー、藤井美菜は理系少年の理想像に合いすぎるからマズイ。
先週の金曜日に「らじかる」に出演した。一応コレが生番組初出演と言うことらしい。さてその初めての生番組出演で語られたのが、「ちょっとよりみち」でも触れらている、藤井美菜が「セミの抜け殻」が好きというエピソード。
藤井美菜は「虫愛づる姫君」
いや、ここまで理系キラーっぷりをアピールしなくても……。
この画像みたいに、ふっと素でみせる淋しげな表情がやっぱりいいなぁ。
「虫愛づる姫君」といえば、堤中納言物語の一節に出てくる「毛虫が好きなお姫様」という変わった短篇。なんといっても「虫愛づる姫君」は「ナウシカ」のモデルになったエピソードとして名高い。……たしかに色んな話を聞いていくと藤井美菜にはリアル・ナウシカっぽいところがありすぎてこれまたマズイのだけれども。
まぁ藤井美菜が乗るのはメーヴェじゃなくて一輪車なんだけどな(笑)
堤中納言物語 - Wikipedia
◆虫愛づる姫君
あらすじ:按察使大納言の姫は美しく気高いが、裳着(元服に相当)を済ませたにも拘らず化粧せず、お歯黒を付けず、引眉せず、平仮名を書かず、可憐系を愛さず毛虫を愛する風変わりな姫君だった。その様子を屋敷に入り込んだ風流男が覗き、歌を読みかける。
一説には「蜂飼大臣」と称された太政大臣藤原宗輔とその娘がモデルであるとも言われている。
アニメーション作家宮崎駿の「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」はこの物語から着想を得ている。
Studio Ghibli's Animations
なんで素でこういう「セミの抜け殻」好きなんていうエピソードを持っているかなぁ? こーゆー少女を外れた感性というのは、わりとオタク少年へのアピールが強い。まあこれまた藤井美菜の変な感性とか才媛っぷりなんだけどね。
あ、参考までに以前、木村カエラ関連で書いたエントリもココに書いておく
木村カエラへのオタク人気は「ぬいぐるみと話す女子」だから - さて次の企画は
さて、こんな感じで藤井美菜話を書いていたら、前々日のコメントから『象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)』で第26回SF大賞を受賞した飛浩隆さんが、藤井美菜動画で心癒されている励まされているということが分かったので、ちょっとリンク。
藤井美菜さんっていうんですと。 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録
飛浩隆さんといえば、その寡作っぷりと端正な筆致で有名な伝説のSF作家。その心を藤井美菜の動画が癒している励ましているというエピソードに「涙」が止まらない。
そんな飛さんのためにちょっと藤井美菜の他の動画をセレクション。
ブルボン(牛乳でおいしく冷たいココア)
はてなグループ
これで次回作の執筆スピードが上がるでしょうか? 飛さん?
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- 発売日: 2004/09/08
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そうそう北村薫ファンの芸能人と言うことで他のサイトにも情報があったのでちょっと掲載。
ずいぶんと間が空きましたが - 過ぎ行く日々はミステリ色
鷲掴みにされました。
というか、今までに「北村薫のファンです」と言っている芸能人を見た覚えがないのですが。ちょっと違うけど「実は高校の時に授業を受けていたので読みました」というラーメンズの片桐仁ぐらいしか知らないが……実は知らないところでいるのかな。
そう言えば、ラーメンズの片桐って、北村薫の教え子だったんだよな。まぁ北村薫を楽しむのはかなり趣味と頭がよくないと難しいからなぁ……。
国語教師時代の教え子にラーメンズの片桐仁がいる。片桐は偶然『スキップ』を読み、自分が受けた授業が描かれていて感動した、と語っている