2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

よしながふみの「大奥」だけじゃ駄目! 山田秀樹「魔乳秘剣帖」は時代小説ファンも必読の傑作

ここしばらく連続でライトノベルに関する暗い話題が連続して出たりしている。あまり詳しい事を書くとヤバイので書かないけど。 で、ちょっと最近、漫画力が落ちてきている事もあるので、それを取り返すべく打ち合わせの後にもうすぐ閉店と聞いた渋谷のブック…

SMAPとライトノベルと飯島三智マネージャー

昨日も紹介した「ジャニヲタ 女のケモノ道」だけれども、面白かったのはモーニング娘。オタクとのジャニヲタの合コンであったが、もっとも興味深かったのは、SMAPがいかにジャニーズのイメージを変遷させたかという著者のジャニヲタ遍歴をつづった最終章だっ…

なぜオタクは子供向けコンテンツから卒業出来ないかが、相対的な視点でわかる「ジャニヲタ 女のケモノ道」

乙木が好きな芸能モノコミックに渡辺多恵子の『はじめちゃんが一番!』がある。著者の代表作『ファミリー!』はちょっとバタ臭すぎてあまり好きではなかったのだけれども、この『はじめちゃんが一番!』にはムチャクチャはまった。 はじめちゃんが一番! - Wi…

AneCanの部数&消化率やら次の企画とか

恵比寿のお気に入りの焼鳥屋でご飯を食べながら次の企画会議。こちらのリストも早い所書き上げないと行けないので大変。 そんなこんなで打ち合わせをしていたら、小学館でこの間創刊されたAneCanの部数と消化率が話題に出る。 刷り部数32万部、発売5日間で…

落語界における著作権への考え方。

藤沢周平の遺族のアレさ加減に見る著作権者の過保護の弊害 - YAMDAS現更新履歴を見たのだが、神発言連発の三遊亭圓窓師匠がすごかったようだ。 他サイトにも記述があるので引用してみる。 「延長ではなく短縮してほしい」という急進的な意見で会場を沸かせた…

忙しさを脱する、さて次の企画、次の企画っと!

ようやく忙しさを脱する。さて本のレビューとかやらねばならんことがムチャクチャ多いのであるが、それはとりあえず明日に延期しておいて、今日は片づけとか地固めの作業を。 1年おくれた企画はようやく始動。ま、苦労したけど広告が貼ってあるのを見るとや…

アメリカの無垢の死。サリンジャーより《イノセンス》なカート・ヴォネガット・ジュニアは米国青少年のイノセンスさの指標となる小説の一つ

SF作家のカート・ヴォネガット・ジュニアが亡くなる。高校生の時に「スローターハウス5」を読んだけれども、まぁ読んだだけで終わってしまって思い入れがある作品とはとは言えないかもしれない。 ただ再読しなければなぁと思ったきっかけがあって、それはこ…

マサチューセッツ工科大学にトライフォースが出現!

もうニュース的には去年の11月の話なのだけれども、アメリカのマサチューセッツ工科大学に「ゼルダの伝説」のトライフォースが出現した。 ゲーム雑誌などではすでに報道済みのことと思うけれども、「ハッカー文化」との親和性があまりに強い話で無茶苦茶面白…

ホワイトバンド中田英寿さんとかPS3久夛良木健さんとか

なんか期待はずれ商品って意味で、ホワイトバンドとPS3が頭から離れない今日この頃です。ちょっと興味深いニュースがあったのでメモ。 サッカー : 中田英寿、引退への秘められた想いが明らかに | RBB TODAY (エンタメ、その他のニュース) 500円/1日視聴…

携帯電話のGPS義務化について

| nikkei BPnet 〈日経BPネット〉 これはミステリとかSFに影響与えるんじゃないかな? 非常に便利で色々な商業的ツールとして使えそうだ。あとは犯罪捜査とかがわりと画期的に変わるんじゃないだろうか? 携帯業界のキーポイント・GPS機能の今後を探る:Garba…

最速レビュー 古橋秀之『冬の巨人』を読みつつ、なんでジブリに後継者が育たないかを論ずる

徳間デュアル文庫より、古橋秀之氏、待望の新作『冬の巨人』が刊行される。早ウリでゲットしたので、早速レビューを言ってみよう! ■『ゲド戦記』DVDより古橋版ラピュタ『冬の巨人』を買おう 古橋秀之という作家は無視できない。 およそライトノベルというジ…

ホイチョイ・プロダクションズが格好悪かった頃のエピソード

今年の小学館漫画賞において、ホイチョイ・プロダクションズの『気まぐれコンセプト』が審査員特別賞を受賞したが、その言葉が非常に面白かったのでここに全文掲載する。 ようするにホイチョイが格好悪かった頃の隠されたエピソードである。 審査員特別賞「…

西森博之の「お茶にごす。」を最速レビュー。期待の新連載スタート!

週刊少年サンデーは危機的状況である。去年の1年間で実売が100万部から80万部に落ち込んでいる。 サンデーを支える三人の支柱の一つ、藤田和日郎が講談社モーニングでシリーズ連載を開始する。おそらくクライマックスを迎えつつある犬夜叉が終わったらサン…

社会インフラ化したGoogleの問題点。Googleマップの地図改ざん問題が米上院で問題に

web

Googleマップで、やはり情報収集の問題がだんだんと俎上にのぼりつつある感じだ。 今回問題になっているのは、ハリケーン「カトリーナ」で被災したニューオリンズを中心する地域の地図情報を被災する以前の情報に差し替えていた件について。 確かにGoogleマ…

谷岡ヤスジの奥さんってスペクトルマンに出ていたんだねぇ

前に書いたエントリが縁となって、今度、谷岡邸を訪ねることになったんだけれども、谷岡ヤスジ氏の奥さんは元・女優でスペクトルマンに出ていたことを知る。 このスペクトルマンはかなりややこしい。 スペクトルマンの中に入っていたのはウルトラセブンの中…

田中哲弥の新刊買った

書店にいったら売っていたので思わず購入。 個人的に日本語というものをもっとも分かっている小説家の一人であると思っている。田中哲弥ぐらい日本語を縦横無尽に使いこなすことができれば、残りの寿命が半分になってもいいと思っている(どんな死神の眼です…

造語の天才。「ダサイ」や「ん?」という言葉を作ったのも谷岡ヤスジ

先日、谷岡ヤスジに関するエントリを書いてから、谷岡ヤスジ関連の情報が数多く寄せられ、それが非常に面白い。私は1968年生まれの現在38歳だから、谷岡ヤスジを現役で体験はあまりない。かろうじて記憶に残っているというと、バター犬というのを見た事があ…