今日は一日外出中で、これからガンダムAGEとフォーゼを見るのだけれども、その前にブックマークを見ていたら漫画家の高遠るいさんのブログを見て、どうしても気になり過ぎて、おせっかいな気分になったので急ぎ更新。
2011-11-13 - 高遠るいの日記
大黒摩季の『ガンバルシカナイジャナイ!?』という歌に、
“出会いが私を助けてくれた”
雑誌の中で語る成功者
素晴らしい人に会えない私達は
どうすればいいのでしょうという歌詞があるのだが、仮面ライダーフォーゼを見ているといつもこれを思い出す。仮面ライダー部に出会えない奴らはどうすればいいのでしょう。
高遠るいさんは、いますぐ『今夜はトーク・ハード』と『野ブタ。をプロデュース』のDVDボックスを買ってみたほうがいい。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 1995/05/21
- メディア: VHS
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- 発売日: 2006/04/05
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うわ、『今夜はトーク・ハード』はDVD化されていないのか。ネタバレ含んで内容を引用するとこんな感じ。
アリゾナ郊外のエリート校・ハンフリー高校。成績の良し悪しだけで人間性まで判断されてしまう環境の中、生徒たちの楽しみは10:00PMジャストに始まる謎のDJハード・ハリー【確か正式名称はハッピー・ハリー・ハード・オン、まぁ「勃起せよ」みたいな意味】による海賊放送だった。自分のオナニーを披露するほどのハードなトークと音楽は納得がいかない事に対しても為す術を持たない生徒たちの気持ちを代弁していた。そのハード・ハリーの正体とは、父親がハンフリー校の新しい理事に就任したために転校してきたコミニュケーションがへたで無口なマーク・ハンター(クリスチャン・スレイター)の反動的な姿だった。マークは父の持つ資料から教師の不正を放送で暴露し、学生たちのカリスマ的存在になっていく。彼の私書箱には毎日のように熱烈なファンレターが届き、放送をダビングしたテープは翌日に飛ぶように売れた。ある日、自殺予告の手紙が配達され、マークは番組の中で彼と電話で話す。しかしジョークで励ますうちに電話は切られ、翌日、英語教師ジャン(エレン・グリーン)は彼が自殺した事を伝えた。電波にのせた1人言がだんだん影響力を持ち、結果的に傷つく者がでてきた。マークは放送をやめる決意をする。しかし赤い便せんで熱狂的なレターを贈っていたノーラ(サマンサ・マシス)の説得と愛の告白を受け決意はゆらぐ。あくまで優等生を演じるか、自分の意見を主張し学校に社会にはむかうか。マークとノーラは自動車に送信機を積み、違法電波取り締まりの警官と教師たちを翻弄しながら放送を始めた。変声機は壊れ、車も発見される。逮捕連行される直前、マークはボリュームを上げ叫んだ。「10代は最高だ!!」と。その放送を聞いた警官や学生、マスコミが混乱のルツボと化し、全米の高校で革命騒動が起こる中で。
フォーゼの目指しているところというのは、アメリカの軽い学園ドラマのパロディを装って、
とりあえず「スクルールカースト」を可視化させよう
というぐらいのレベルなので、ちょっと高遠るいさんの求めている要求はやや高すぎるかなぁという気がする。
80年代の週刊少年サンデーが大好きな俺としては気持ちがよくわかるけど!
もし高遠るいさんの求めているところが、実現されるのであれば、それは『今夜はトーク・ハード』でも『野ブタ。をプロデュース』でも到達し得なかった、
「ニルヴァーナ、ナウ」とか
「キングダム・カム(神の王国来たれリ)」とか
「ならば、今すぐ愚民共すべてに叡智をさずけてみせろ!」(シャア)とか
みたいなパラダイムシフトを起こす強烈な物語になってしまう気がする。
ついでにフォーゼをより楽しむ副教材としてはこちらを推薦しておく。
- 作者: 長谷川町蔵,山崎まどか
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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【追記】
野ブタ。をプロデュースのTV版に関しては、こちらを見ておけばいいかと。
週刊 野ブタ。
終盤は撮影スケジュールに追われた駆け足っぽいところが多すぎるけど、見始めた当初は予想もつかなかった方向へと突き進んでいく、学園ドラマの傑作。日本の学園ドラマの一つの到達点。
【更に追記】
昔書いた長谷川町蔵&山崎まどかさんの記事はこちら。
2006-11-09 - さて次の企画は