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キャメロンのアバターで最も売れる技術は《デジタル・クローズアップ》じゃないだろうか。5年前後で仮面を付けたWeb人格がネット空間で溢れかえる。

映画 文系文化

今年のコミケは、東館で島本和彦さんの隣で、いのまたむつみさんと高田明美さんの手伝いしてました。
ジェームズ・キャメロンのアバターは、すでに一度見ていたのだけれども、コミケ打上の席で高田明美さんから「アバターは、菖蒲のアイマックスシアターで見なければ駄目! 駄目!!」と強く主張されたので、なんとか時間をこじ開けて、近日中に菖蒲のアイマックスシアターにもう一度見に行く予定。
高田先生によると、川崎のアイマックスシアターよりも、よりアイマックス用に設計された菖蒲の方がいいのだそうだ。なるへそ。
で、話は変わるのだけれども、アバターで使われた映像技術があれば、異生物を主人公にしたSF映画でもできちゃうねなどと知り合いのSF作家やら時代小説作家と話していた。まぁ3D映像技術がいつ民生用のテレビで販売されるかというのも興味深い話題なのだけれども、それよりも早く製品として発売されるのは、キャメロン自身が開発したとされる《デジタル・クローズアップ》技術を応用したカメラなのではないかなと思っている。

デジタル・クローズアップ
表情や目の動きといった細かなデータを専用に収録する機材とプロセス。ヘッドリグからアームで支持されたカメラが、顔面にマーカーを施した演者の演技を収録する。装置の設計はキャメロン自身の手に拠る。
ザ・ボリュームとデジタルクローズアップで収録されたデータは、現場のワークステーションで直ちに簡単な3DCGIに当てはめられ、完成映像のラフとして閲覧(On-Set Playback)できる様になっている。

顔のモーションキャプチャーというのは、今までもあったけど、この映画の精度をみて、ようやくそれが一般の人にもそのすごさが通底されるようになったんじゃないかと思った。この人間の表情を、CGキャラクターの表情として変換する技術って、多分、思ったよりもはやくWebカメラの搭載機構の一種として発売されるのではないだろうか?
おそらくは5年以内ぐらいに。
《デジタル・クローズアップ》の特許がどのようになっているかは分からないけれども、キャメロンにもっとも多くの収入をもたらすのはこの技術のような気がする。
つまりこの《デジタル・クローズアップ》があれば、オンラインゲームなどで、顔文字・文章末尾につけるAAなどによることなく、リアルタイムで架空のCGキャラクターに表情をリアルタイムでつけて、ネットコミュニケーションが取れるわけだ。
しかもこの技術は、応用出来る範囲が異様に広い。映画業界、TV業界、ゲーム業界にとどまらず、技術進展が許せば携帯電話にまで及ぶだろう。もちろん携帯電話に《デジタル・クローズアップ》機構が付くまでには10年ぐらい時間がかかるだろうけれども、TV業界にはほんの数年、オンラインゲームであっても5年ぐらいだろうか。そしてオンラインゲームに搭載されれば、それこそボーカロイド技術などと連動して、あっという間にWeb上が架空キャラのペルソナをつけたWeb人格で溢れかえるのではないだろうか?
もちろん、かなりの計算力は必要なのは間違いないだろうから、最初はかなりデチューンしたものになるだろうけれど。
まぁ悪く言えば福笑いと大差なかった2次元画像をぺたぺた貼っていたSNSフェイスブックでのネットコミュニケーションを革新する技術なのだろうなと思った。
【参考】
http://www.popularmechanics.com/technology/industry/4339457.html