北京五輪の足跡花火はCG映像だった、いや実際打ち上げれらていた?

巨人の足跡花火はCG映像 五輪開会式、1年かけ制作 - 47NEWS(よんななニュース)

(前略)
映像は、開会式の開始直後に、北京市中心部の上空に巨人の足形のような形で花火が打ち上げられ、天安門広場から五輪メーン会場、国家体育場(愛称・鳥の巣)まで、“巨人”が歩いて近づく様子を表現していた。
 同紙などによると、五輪映像効果担当者が、合成映像と認めた。1年近くの時間をかけて作製したものだという。
担当者によると、映像は55秒間で足形は計29個あったが、「鳥の巣」上空で最後に打ち上げられた花火を除き、残りは特殊映像だった。
 ヘリで実際に撮影したように見せ掛けるため、細かい振動があるように映像処理した。また、当日の天候を予想し、かすみが発生したような処理も施した。
 航空管制などで空からの撮影ができないため合成映像を使用することを決めたという

開会式の大規模さには素直に驚かされたのだけれども、ここまでやってしまう感覚にはちょっとついていけない。
なんだろう、ノルマ意識? とにかく実態とかけ離れたモノでもつじつまさえ合えばみたいな感覚にさすがについていけないなぁ。 
この春に色んな科学者の方にインタビューする機会があって、ある気象学者の方から
「中国が今度のオリンピックでやる人工降雨を日米の科学者は注目している」
てな話を聞いて
「それは大規模という点ですか? 先進的という意味ですか?」
と聞いたところ、
「なんというか、実証性があるかどうか分からん方法までとにかく動員してやってしまうと言う点でかな。多分、あとから科学的実証性を検証しようとしても難しいだろうなぁ……」
という話を聞いていた。まぁ開会式に雨が降らなかったから良かったのだが、もし雨が降っていても巨人の足跡花火はやっていたのかもしれない。
雨バージョンも用意されていたのだろうか? そこが気になるなぁ。
警備過剰の五輪に興ざめ?「社会問題を絨毯の下に」 2008/08/12(火) 08:38:54 [サーチナ]

オリンピック競技自体は、楽しく見てるが、実際この北京オリンピックが終わったら本当に中国が「国家的な虚脱状態」or「国家的な自己過信」になるかと思うと……。

【追記】
なんか、いきなり新聞記事が変わって、実際に打ち上げられていたことに。
いきなり変えるなよ! 実際に打ち上げられていたのであれば、アリと言えないこともない。
色々あるオリンピックだなぁ……。