ちりとてちんが最終週&色々とローンチされはじめました

ようやく縛鎖から解放されつつある今日この頃。
と同時に企画がローンチしはじめたよ。このあたり次の更新でまとめられればいいなぁ。
ところで、ちりとてちんの最終週なので、これは見逃せない。
脚本家の藤本有紀氏には、元・ペンギン書房でお世話になった編集さんを通じて、ちょっと企画を依頼させていただきました。いやー、逢えたら幸甚だなぁ……。
ちりとてちん絡みで面白かったのは、あれは若草物語も元ネタになっていて、逆・若草物語の構造を持っているという指摘。
確かにちりとてちんって、文学少女系的な少女小説の名残がある。そういえば「てるてる」から「芋たこ」って微妙にそんな雰囲気が続いたな。

ちりとてちんは逆・若草物語
若草物語は夫が出征中の母親と4人の娘の話だが、徒然亭草若と4人の兄弟子がその逆パターンになる【逆・若草物語】。
なので、師匠の名前が「若」「草」を逆にした「草若(そうじゃく)」になった。若草物語のオマージュとして作られている。
また4人の兄弟子も四姉妹と役柄が重なる。
【一番目は草原】しっかり者で面倒見がよい保守的なメグ。最初に結婚する。
【二番目の草々】ガサツ者でヒロイン・ポジションのジョー、若草物語でも長い髪を切る話しが出てくる。
【三番目の小草若】唯一キャラが違うが、何だかんだと鞍馬会長に心配される点は、ローレンス氏に気にかけられるベスそのもの。続・若草物語のようにならないと良いのだけれど【まぁでも死にかけたぐらいの衝撃はあった】。
【四番目の四草】は、一番偉そうで生意気な性格のエィミーです。エィミー同様態度が大きいですね。
で、ヒロインの【若狭】は、ローリーの役所。
(ちょっと元ブログに修正)

このあたり「南総里見八犬伝」が、性別を反対にして「蓬莱学園の冒険」になったのに近いというか、作者の面白い手練手管を感じさせるのがこれまた痺れるところ。

ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)

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