台風のあとにいきなり地震がくるとは思わなかった。昨日は午後から打ち合わせで動き回っていたので被害程度がわからなかったけれども、想像以上に建物倒壊が多かったようだ。
にもかかわらず死傷者が少なかったのは不幸中の幸いだったのだろう。現地の少しでも早い復興をお祈りします。
これを機に自宅でも地震グッズの見直しをしているところ。そうしたら防災グッズの中から「彼女を守る51の方法―都会で地震が起こった日」とかが出てきた。そういえば2年前面白そうだから買ったのだった。写真はその本から引用。モデルはグラビアアイドルの石井めぐる。
- 作者: 彼女を守るプロジェクト,渡辺実
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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巨乳グラビアアイドル・石井めぐるを使って、地震後の廃墟とその後のサヴァイバルを描き、災害対策意識を高めようというコンセプトが非常に面白くて買ったのだった。
石井めぐるの「瓦礫少女」萌え - さて次の企画は
目線で撮った写真が多くて、倒れている電柱、崩れかけているビルなどが圧巻だ。前にも書いたけれども、一人暮らしをしている大学生のための防災ノートとしてみると、なかなかの出来が良いのではないだろうか。都心でデート中に大地震に会い、一時避難場所へ避難した後に、なんとか自宅へ帰れるようになるまでの地震直後〜6日程度のサヴァイバルを描いている。
ついこの前、友人宅で平成ガメラシリーズを通しで見たのだけれども、ああいった怪獣が破壊した廃墟で頑張る少女
とかが好きだったら、ちょっと興味を持っても良いかもしれない。
どうやらサヴァイヴァル本としては、なかなかのヒットだったらしく、その後、新潮社で漫画化もされているとのこと。この漫画版の方は見ていないが、本自体は、「変わった地震対策本」として強烈に記憶に残った思い出がある。生足・ミニスカートで顔を汚して頑張っている石井めぐる目当で買ったとしても、わりと実用性はあると思う。
この特撮ファン周辺にある「瓦礫少女萌え」っていうのは興味深いなと思った。数年前にあった廃墟モノブームの側にこういうフェティッシュな要素ってあるような気もする。
この前も話題に出したけれども、丸田祥三が撮っている廃墟の中の少女というのも売れたようだ。
- 作者: 丸田祥三
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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思うに日本のアニメやコミックでは「廃墟の中でたたずむ少女」と「それを助ける男の子」というのは、それこそ少年漫画から青年漫画まで無数に書かれてきたシチュエーションだろうけれども、実写特撮映画・写真集として考えると、現代的にそれが描かれた作品って少ないかも知れない。
この「少女物語―棄景〈4〉」もアマゾンの感想を見ると、なんか不謹慎なセンチメンタリズムというか、ヘンな需要を掘り当ててしまったっぽい。それ以外の丸太祥三の本を検索すると
とかでも寄稿しているらしく、あきらかにこの「廃墟」「少女」って、「ハルマゲドン妄想」や「黄金時代幻想」と絡み合いつつ、新世紀エヴァンゲリオンの廃墟にたたずむ綾波レイとかと結びついているんだろうなぁということに思い至って、むずがゆくなってきたりした(笑)
「彼女を守る51の方法―都会で地震が起こった日」は図らずもそういった需要を突いてしまい漫画化までされたような印象がある。
漫画版もちょっと見てみようと思っているところだ。面白いのかな?
- 作者: 古屋兎丸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/09
- メディア: コミック
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- 作者: 古屋兎丸
- 出版社/メーカー: 新潮社
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- 作者: 古屋兎丸
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