危険玩具!原子力エネルギーキット


今では考えられないなぁ。おそらく劣化ウランを売っていたということらしいけれども。

シック・サイエンス・クラブ社から43ドル前後)で発売された科学学習おもちゃ「アトミック・エナジー・ラブ(原子力エネルギー実験キット)となる。
「楽しい・簡単・エキサイティング」と書かれたパッケージの中には、ガイガーカウンター、スピンサリスコープ(放射線の一種であるアルファ線の動きを観測する装置)と霧箱(粒子の飛跡を観察する装置)と2種類の低レベル放射性物質(ウラニウムラジウム)が入っており、ウランやラジウムをスピンサリスコープや霧箱に入れることで放射線の動きを間近に観察することができるようになっている。
この実験キットに入っていたウラニウムはウラン原石ではなく、どうやら劣化ウランだったようだ。これは現代の判断基準から考えると危険なのか、安全なのか?