セカイ系ブームを終わらせる筋肉質ヒロインのブームが来るのかなぁ?

筋肉質ヒロインというと、個人的に「永井豪」を思いつく。
加えて「木城ゆきと」と「神野オキナ」を揃えると、日本筋肉質ヒロインが好きな三大クリエイターとなるのではないだろうか? 無論、他にもいるだろうが、乙木一史が思いつくのはこれぐらい。
およそ日本のフェティッシュ・ヒロインというのは、手塚治虫が網羅している。猫耳・眼鏡・監禁……とフェティッシュデパート状態なのだけれども、「筋肉質のネーチャンが前面に出て闘う」ってのは、なかなかない。
永井豪の源泉をしりたいなぁと思っている。
言わずもがなだけれども、世界でもっとも有名な筋肉ネーチャン好きなクリエイターというと、ジェームズ・キャメロン。次くらいにクェンティン・タランティーノが来るのだろうか?

黒い革服着たネーちゃんが、武器を片手に男の精力を奪い取って生き残って、母となる

という話を、某小説家として盛り上がってしまった。
で、キャメロンがSM好きだったものだから、プレイボーイ編集者の小峯隆生から、日本のSMスポットを教えてもらって感激。ターミネーター2の出演やら、キャメロンと集英社との関係が強固なモノになったらしい。
こういうのも非常に「映画秘宝」っぽい。こーゆー黒童貞ネタって、それ以上に市場があるのかどうなのか分かりにくいところが難点だったのだけれども、最近、ちょっと市場があるのかなぁと思い始めていたりもする。
というのも「ヤングアニマル」と「映画秘宝」と「月刊アームズマガジン」がイケイケ過ぎるから。まぁマニア的な最高潮は過ぎつつあると思うのだけど、大きな波はこれからっぽいんだよな……。
あと銃関連の小説が、ラノベを含めてとにかく注目を浴びているでしょ?
なんつーか、俺の個人的な「黒童貞」ブームの中で……これも本当にあるかどうか疑問なんだけど、デトロイト・メタル・シティとか見てるとなんかありそうなんだよね……色々と企画を考えたいところである。
多分、「セカイ系」ブームを根本的に終わらせちゃうムーヴメントはこれから幾つもくるのだろうけれども、その三本柱の一つが、こーゆー黒童貞が熱中するアームズ系ヒロインモノだと思う。
アームズ系のヒロインをセカイ系をベースに実力ある男性作家が徹底的に書きつめていくと、「自身の男性性という、まぁあまり壊しすぎるとイケナイもの」を作家自身が壊しちゃって、破綻すると言うのもあるからなんだけど。