Vフォー・ヴェンデッタを見て思った、「ウォシャウスキー兄妹のD.T.っぷり」と「ナタリーって本当にオタク少年好きするなぁ」とか

かろうじてGWらしいことをしたという意味では、Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)を見てきたことだろうか。
あ、画像はそろそろ髪の伸びてきたナタリー・ポートマンを【それともウィッグか?】
脚本がマトリックスのウォシャウスキー兄弟(厳密に言うとウォシャウスキー兄妹になっちゃうんだろうけど)によるディストピアSF映画といえばいいのだろうか?
しかし思ったんだけど、ウォシャウスキー兄弟の好きなものを詰め込んだような映画なんだなと言うことがよく分かる。

Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)のウォシャウスキー兄弟っぽいところ
①テロリスト大好き=社会とか警察が敵
②クライマックスは、同じ人物がウジャウジャ(エージェントスミスとV)
③恋愛は女性の方から男性に告白する(ネオもVも)。

監督がウォシャウスキー兄弟じゃないから、マトリックスで多用された「キラキラしたメタリックの質感あるモノが大爆発」という映像的な共通点は少なかったけれど。シナリオ的には原作と比較しても似通った部分が多いなぁと思った。
とくに三番目の要素なんかを考えると、マトリックスもVフォー・ヴェンデッタも、童貞映画っぽいというか、そういうのを全開だなぁと思えてくる。まー、良くできたSF映画なんてたいていの場合、D.T.っぽくなるわけではあるが……。
Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)で、イヴィー役を演じたナタリー・ポートマン。丸坊主にするなど、かなり頑張って出演しているのだけれども、正直言って「もうちょっと出演映画を選んだ方が良いのではないだろうか」とも思った。イヴィーが教主を誘惑するためのロリータファッションを着ているのを見たときは誰もがそう思う(笑) あのレオン以降、ロリータ役をやらなかったのにどうして!みたいな。レオンの鮮烈なデビューがイメージに焼き付いているので、スターウォーズ新三部作の方がどうにも疑問符を感じてしまうのだけれども、ナタリー・ポートマンの「知的で無垢」「ハーバード大学出身の優等生美少女」というのは、リュック・ベッソンとかルーカス、ウォシャウスキー兄弟といったオタク監督の心の琴線を刺激する部分があるのかもしれないとも思った。
ナタリー・ポートマン - Wikipedia