山崎貴のSF度

SF映画監督として、どんなのを撮ってもらうのがいいのかねぇ……。
「ジュブナイル」「リターナー」も、個人的には「オーソドックス」という以上の感想がないのだけれども、SF大会での講演を聞いてから、わりと親近感を抱いている。
ALWAYS 三丁目の夕日」を見てから、「ローレライ」を撮った樋口監督よりも少し評価が高くなっている。たぶん、樋口監督の最大のライバルとなるのが、山崎監督だ。
登場人物の内向的な小学生・《古》行淳之介は、ガリ勉と思われていたため、鈴木モーターのガキ大将・一平からイジメられかけていたけれども、実は書いていたのはレトロフューチャーなSF小説で、それによって一平と友達になるというエピソードがある。
ガーンズバック的なSF小説執筆で、小学生でのスクールカーストが解消されるなんてのを書いちゃうんだから、山崎貴は本当にSFが好きなのだろう。
SF大会での講演を聞いた限りでは、ずっと以前からジュブナイルのDVDにオマケとして入っていた和風SFを映像化したいらしい。ゲーム『鬼武者3』のオープニングムービーも、実はその作りたい本編のイメージで作ったらしい。
今年の山崎監督にはちょっと期待している。……でもSFは撮らないだろうなぁ、話題になる良い原作がない限り←ここがポイント。