↑29日の色々:広告代理店時代の友人の、気が狂ったよーな結婚式

とはいえ、id:umetanの言葉にもちょっとした根拠はあって、実は結婚式の帰りだったのである。着替えていこうと思ったんだけど、披露宴が長引いたので、着替える閑がなかった。上下礼服でオフ会いくなんてことをしたのがまずかった。
あと、広告代理店時代の雰囲気にスイッチが多少切り替わっていたかも……。
結婚したのは当時一番仲の良かった同僚。やつも辞めて現在は永年の夢だった高校の教師をしている。新郎37才・新婦33才でえらく金のかかった結婚式。
オープニングからビデオ製作会社を使った『踊る大披露宴』というビデオを見せられる。映画版『踊る大捜査線』を完全に真似ている凝った作り。あのベイブリッジ空撮はロボットから借りてきたのだろうか?(最近の結婚式ビデオ会社の状況まではよく分からん)
なんつーか、広告代理店出身者っぽい、面白雰囲気で式が進むのだが、とにかく映像が長い長い。

◆結婚の遅くなった広告代理店出身者の結婚式

  1. 若いヤツは、みな腕組みして「しゃらくせえ」って顔してる。あと同期で一番モテモテだったハンサムの髪が薄くなってた(まだ独身)
  2. 海外関連では、イスラエル関連の仕事はやめましょうという通達。なんか色々ありそう。
  3. ISO14001」「下請け法」の次は「日本版SOX法。大企業の総務・経理はどんどん仕事が煩雑化。でもやらないと政府の仕事を受注しにくくなるという悩み。企業統治が複雑化。クールビズ万歳!
  4. 新婦の最も好きな国はイラン。絨毯の買い付けの仕事で店の出店を予定。
  5. ディズニーランドのアルバイトでアイデンティティを確立した人間は、想像以上に多い。なんか悩みのあるヤツは浦安へ! 夢・表裏・労働が三つ巴で迫ってきて、自意識過剰を直してくれるらしい。

いや、最後のヤツは、新郎が大学時代にディズニーランドのバイトをしていてことに関係あって、やたらディズニー関係者が披露宴に多かったんだよね。
ヤツは大学時代のディズニーランドのバイトで、アイデンティティを獲得したという意識があるのだけれども、そういった経験を持つ人は多いらしい。
そーゆーディズニー文化と某広告代理店文化が合わさった上での結婚式だったものだからとにかく派手! 現在は高校の先生やってるものだから、女子高生も大挙してくるし!
あげく、最大に度肝を抜いたのは、新郎新婦の衣替えの退場時に披露宴会場でディズニーランドのエレクトリカルパレードを再現しようとするし!
まぁ芸能人の結婚式じゃない個人の結婚式だから、さすがに山車なんぞは出さないが、会場内を真っ暗にして、夜間の交通誘導に使う誘導灯と光るジャケットを着て、新郎新婦とお付きの女子高生軍団(みなセレクション済みで可愛い)が、あのエレクトリカルパレードの音楽にのって会場内を練り歩く様を見ていったいここはどこなのかと頭が痛くなった。
結婚式が終わると、これまた映像でエンディングロールが流れて、結婚式の全参加者までがスタッフロールに現れるんだけど、これまたハリウッドのCG超大作のようにエンディングロールが長い長い。
そーゆー訳で非モテオフに遅れて、ちょっと性格のスイッチが昔に戻ってました。
いやはや、広告代理店文化は色んな意味で危険だなぁと思った。もちろん、俺も染まってるんだけど。
また非モテオフがあったら誘ってください。