アニメ化はご褒美ではない

先週、某広告代理店と編集者他の呑み会に参加。末席を汚させてもらう。
現在は編集の現場を離れてしまったけれど、昔はぶいぶい言わせていたちょっと尊敬している編集者さんからの金言。

実写映画化、アニメ化は、小説が売れた作家へのご褒美じゃない。
あれはもっと本を売るための手段でしかなく、そう作家も考えていかないといけない。
(映像化された時に、映像制作陣に常識はずれな態度を取っちゃう人は……←さすがにここまでは言わない)
映像化されたのを「一つの到達点」と思うようでは、作家としては生き残っていけないね。
アレは単なる通過点の一つに過ぎない。

名言である。
「生涯に一本、自作がアニメ化されればいい」というのは甘えで、映像化された以降も増えた読者に対して本を売り続け、売れ行きを伸ばせるor落とさない作家だけが本物であるのは間違いない。
アニメ化されたいという野心を持ってライトノベル作家になるのはいいけれど、それが到達点であるようは作家志望者はいらない。ライトノベル作家が一般作家に参入して、その領域を広げていく時代なのだ。
まぁ美少女ゲームとか、コンシューマーゲームも同じか。
そのほか、もっともっと重要な、企画屋として為になる話が色々と聞けたのだけれども、それはオイラのものなのでココには書かない(笑)。某ファンドの人もソコにいて、「いや映像化作品がいっぱいあった方が上場させやすいよ」とかなんとか言っていたのはまた別思考なんだけどw