「キモい」という思考停止ワード

自分での「キモい」という言葉を考えてみる。
「生理的に忌避したいもの」という意味で「気持ち悪い」という言葉は使うけれど、あまり「キモい」という言葉は使ったことがないか……いや使ってるかもしれないから、あまり断言はしないけど*1
あ、画像はバルテゥスの写真ですね。
モヒカン族
はてなダイアリー
「あいつのことは理解できないから《キモい》に分類しよう」という言葉遣いの存在分かるけれど、個人的には「理解できない」は「理解できない」「分からない」に単純に分類するだけになるしなぁ。
ネット上や初対面で瞬間的に「理解できない」と思ったとしても、それは、「理解するために高コストがかかる」「その段階に自分が達していない」という場合も多々あって、後に理解できるということに到達する機会も多いから留保というのが多くなってきているし。もちろん留保が留保のままで終わることも多い。
ちなみに今現在、一番「理解できない」と思っている例を挙げると「艶男」だろうか。艶女=アデージョは某有名女性誌の企画ライター女性が、モロにそんな感じだったので理解(誤解)した。ただその人はNIKITAのライターさんではないので、誤解している可能性もまた非常に多い。
【追記】
「キモい」の反義語は「ウケる」というのを眼にする。
ブログ情報 - 月と太陽のおもいで。
ふむ、良い指摘かも。「小集団内の文化」への「生理的な排斥/受容」という視野が面白い。

*1:全文検索してみたら、引用文中に「キモい」が出てきてた。http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050721/p1