なかなか書けなかったけど、映画「NANA」の感想を。総合して面白かったと思う。嫁さんが親戚の別荘行っている間に一人で見に行っちゃった。これは怒られるなぁ。
俳優イメージが合っているかどうかという点は、個々の観客・読者に任されるとおもうが、個人的にはおおむね合っていた気はする。
とはいえ玉山鉄二＝タクミを見ると、逆境ナイン＝不屈闘志の方をまず連想してしまうため、ちょっと困った。まぁ本作ではほとんど出番が無いのだが。
ただどうしても気になったのはレン役の松田龍平かなぁ。特に好きでも嫌いでもないんだけれど、もうちょっと体を鍛えろ（笑）。映画俳優しかやっていないんだから時間あるだろ。幸子役のサエコはアニメ声で、女性への反発を買うことも含めてバッチリだと思うが、もう少し可愛くないと、たとえ小松奈々＝宮崎あおいがうざったいキャラクターであったとしても、とても宮崎あおいをふってしまうという現実感がないなぁ（苦笑） ドラゴン桜のTVドラマをみていたらまた印象変わるのだろうか？ あちらでは好演を讃えられているよね。
個々が抱くであろうキャラへの違和感を除けば、ファンには良い映画だったと思う。ただ原作を見ていないと内容についていくことは難しく、単独のガーリー映画としては成立していないため、「下妻物語」「リンダリンダリンダ」にはまったく敵わない。
登場するたびに衣装が変わる〈明るい〉宮崎あおいは一見の価値あり。この点はガーリー映画として見られる。モノローグ演技がとにかく上手く、他メンバーの演技力をカバーしているのはさすが。長澤まさみなんか目じゃない。
わりと思索的で暗い少女を演じることが多い気がする宮崎あおいだが、初めて髪の毛を茶髪に染めて挑んだ軽い女の子の役はとにかく明るく可愛くハマっていたと思う。これなら宮崎あおいファンだから見に行くという理屈も成り立つから、男子一人で見に行っても大丈夫だ！ 割烹着エプロン姿が特に良かったなぁ。パジャマ姿も２種類もあって完璧（何が？）
でも中島美嘉が２度もバスタブシーンに挑んでいるんだから、ハチという設定上、宮崎あおいもちょっとは、こー色っぽいシーンがあってもいいんじゃないかと思った。これならガメラ３の前田愛の方が頑張っていたぞ！（←それぐらい露出低め） 恋に恋する女の子というのを撮るにあたって、対するサエコや中島美嘉の方がシーン的に露出多い*1っていうのは、ちょっと違う気がする。
でもさすがにNANAで宮崎あおいがそこまでがんばる必要もないんだろう……別の映画用に撮っておくという計算？……けれど、もし続編をやるんだったら避けて通れないからなぁ。がんばれ大谷健太郎監督！
*1:ベッドシーンで押し倒されるところとか下着姿とかね
