三題噺:SF大会とサブカル文化とオタク文化

SF大会

げほげほ、ヒドい風邪をひいています。無理してSF大会行くんじゃなかった。死にそうでまったく動けません。一日目は16時間も寝てしまったため、二日目だけの参加にしたんだけど。
ディーラーズルームに於いて、谷山浩子/原作、吾妻ひでお/作画で、つい先頃、20年ぶりくらいに完結した「輪舞 ロンド 完全復刻版」を購入する。あと「コミックマーケット30年史」とか。

#サブカル文化とオタク文化

◆現在、注目している二人の若手ライターがいるのだけれども、すでに会っている一人に加えてもう一人に会えることになれそうなので、(大風邪ひきながらも)ちょっとうきうきしているところ。
◆85年までに大学生で編集部でバイトしていたら、少なくとも自分の状況違ったとしても、状況を変えることは出来たんだろうかとか、大塚英志の「「おたく」の精神史 一九八〇年代論」を読みながら思ったり思わなかったり。
◆84、5年のことを振り返りつつ書いているのだけれども、この辺りからサブカル文化とオタク文化のあまりの分化の多彩さにちょっと苦慮中。浅田彰をともかく読んでいたら話しかけてきた同級生とか、くりいむレモンの存在を初めて知ったのはなんかオーディオ雑誌だったなぁとか、中学の時にハマっていたのが、SF作家を除くと芥川龍之介井上ひさし平井和正なら、高校時代はデイヴィッド・ブリンとミヒャエル・エンデだなぁと思い出したりとか。あ〜、ブリンも平井もSF作家か。再来年は絶対サインを貰いに行こう。
◆それにしても中学高校時代ってどうしてこうも取りこぼしが多いんだろうと自己嫌悪。
◆そりゃ、都内に住んでいればサブカルをライフスタイルとして呼吸できるけど、もし非東京なら神戸か石川町ぐらいだよなぁと85年前後のOLIVEを読んで考えたりとか。
暗黒星雲賞が何を受賞したのを今日になって聞いて……やっぱ日本ではSFはかろうじて思想にはなるかもしれないけれど、格好いいライフスタイルまで昇華出来ない以上は、流行するサブカルチャーとはならないよなぁと思ったりとか。サイバーパンクの流入次第ではてそうなる可能性はあったと思うけど。