指摘があったので補足を:「ヤサシイワタシ」に関して

kimuraの日記
非常に楽しく拝読させていただきました。私も「ヤサシイワタシ」が大好きです。
ご指摘の通り、「ヤサシイワタシ」は、確かに100%はまっているわけではないのですが、「サークル崩壊していない」ということだけに注目すると見落とされる以下の部分に、少し注目してみてください。
まず、サークルが最大の危機を迎えていたと思われる「弥恵と新城が付き合って別れた」部分は描かれてませんよね。この写真部は「うち毎年何人かプロになってるんだよ」(1巻17P)という歴史的な安定性を持ったリテラシーのあるサークルとして描かれています。
それは第1話で、芹生が「ツバメ」(年下の彼)と比較的明るくあっけらかんとからかわれるところからも推測されます。
ところが、卒論内定をとり、今年唯一の卒業生らしい新城はカメラマンにならず、田舎へ帰り、例外的に今年はプロ写真家を出さないようです(推測ですが)。
おそらく恋愛騒動の山場は、1巻に描かれる前に発生したものと思われます。そう読み取ると「サークルの何かを壊しかけていた」という部分により照明が当てられると思います。