80年代からの企業倫理観

本当いうといろんな事例を出しながら長く書きたいのだが、どうにも時間がないので短く。
フジテレビの日枝会長の発言を聞いたり、「ほりえもんには品位がない」という発言と聞いてると−−まぁその通りなんだけど−−じゃあ、あんたはバブルの時に何をやってきたんだみたいに思わざるを得なかったりする。
ニッポン放送の社長自身が、あのオールナイトニッポンの亀ちゃんなのだからなにを言わんやと思う。
あのお堅い銀行業界ですらバブルっているときは、裏ではヤクザを使って地上げをやっていた訳だし、それを含めて金にまみれていた80年を通した一時に何か企業倫理ってタガがはずれてしまったんじゃないかなという気がしてならない。
その以前からあった足尾銅山鉱毒事件〜水俣病とかいった公害問題などにおける企業倫理とはニュアンスがちょっと違う。十二分に儲かっている状態で頽廃的に崩れる倫理とでもいえばいいのだろうか。事例を挙げる時間がないが……。
80年代中〜後期のドロドロさを90年代前期のバブル残り火がある最中に綺麗にお化粧を施せた企業が生き残っているというのもすごい(特にゲーム業界などのエンターテインメント系に多い。アトラスなんかはお化粧を失敗した口)。
なんだろう、あの無茶苦茶さはインフレーションに近い。インフレーションを起こさなければ宇宙は広がらなかったみたいな……宇宙生成論っぽくいうというとSFっぽい?
正直、ライブドアも嫌いなのだが、80年代にノしてきた日枝会長のどす黒さに比べると、00年代基準ではグレーであるかもしれないライブドアも、80年代基準では真珠のように白かったりするわけだから、世の中ってわからない。
このあたりの法規範的な視点ではなくて、企業に要求されている一般的な倫理基準&最近のサイバーカスケードやネット世論、「ネット右翼」議論の状況などを含めて80年代から今まで整理してまとめていくと面白いような気がするのだが、相変わらず時間がない。

火付けの柳新谷かおる エラン1巻より)
しかし…敷場常務も東南アジアじゃ相当腕を振るった人だろう…
あっちじゃまだバラクーダ(かます)の敷場で名が通っているよ。
もちろん…いい意味ではないけれど