ふくやまけいこの「東京物語」が早川書房から再刊

星界の戦記Ⅳ」と言い、今月の早川文庫JAは買うものが多い。というわけで、ふくやまけいこの「東京物語」。前は大都社から復刊していたのか?
大正時代物は実は、ある時期から非常にやりにくくなった。いうまでもなく「サクラ大戦」の発売以後だ。ネタとしては極小なんだけど、とにかくビジュアルイメージがいろいろと強烈で、焼き畑をされてしまったように大正モノの企画が通りにくくなった(特にゲームね)。カプコン逆転裁判の原型ともなったにも関わらず、何故かエロゲー化してしまった「御神楽少女探偵団」とか、いろいろ多方面に影響があったからなぁ……。あのゲームメーカーでバイトしてた女の子も、なぜかサクラ大戦を嫌っていたけど、まぁ気持ちは理解できないこともない。ようするにみんなサクラの亜流に見えちゃうってことで。
最近、その影響を脱した作品が出つつある中で、「東京物語」の復刊は嬉しい。
言わずと知れたPBM版「蓬莱学園の冒険!」の元ネタの一つである。87年〜91年にかけてアニメージュで連載していたので、90年では「蓬莱学園の冒険!」出身者は、桧前平介と牧野草二郎のコンビが、一九三〇年「七賢」の中の名コンビ、千里一行と入間灰四郎(ミハイル・ヴラディミーロヴィチ・イェルマーノフの日本名)にしか見えないあたり、色々あったりするのだが。
というわけで、画像はロシア亡命貴族にして、「ミイル・イルージャイ」の著者である幻想小説家ミハイル・イェルマーノフを入れようと思っています。でも今日、家に帰れるのだろうか???
【帰れませんでした……よって画像はなし。あす、舞-HiMEの感想と一緒にアップします】