備忘録:オタクマーケットを支配する女子小中学生

ネットから飛んでくる先で、非常に分析が鋭いサイトがあったので記録しておく。
発熱地帯http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/archives/000204.html
ゲーム市場関連に置ける分析なども非常に鋭く勉強になった。
先日の記事に関しては幾つか質問もあったので、このあたりは正式取材の折りに補足、ライトノベル完全読本VOl.2に掲載する予定なのでお楽しみに。
いや〜、ライトノベル系の読本が次々出てくる中で、常に2歩先の企画を進めなければならないので大変です。
ただ一つ確実に言えるのは、「『妹12人という設定』がシスター・プリンセスの成功要因ではない」ということだ。PC18禁ゲーム市場と一定領域内のコミック市場を除けば、「妹萌え」は既にオタクマーケットへの訴求力をほぼ失っている。
そして現実問題として、オタクマーケットに置ける男性オタクの位置はどんどん後退している。最重要視しなければならない市場は、「オタクでないプレーンな女子小中学生」といっても過言ではない。その層に受ける質の良いコンテンツは、男性に拒否反応を起こさせる要素を過大に含まない限り、間違いなく小中高校生のプレーンな男子&オタクな男子市場をも取り込む。半年以内には男女30代のオタク層をも巻き込むコンテンツへと膨らみ、1年〜1年半で幼稚園男女も楽しめるコンテンツに成長するからだ。(ただしメディア特性として小説や高度なマンガなどは幼稚園には落ちていかず小学生低学年で下限止めがくる) アニメだったら最適だ。状況次第ではゴールデン枠も狙えるアニメになる。
加えるなら、そのコンテンツに30〜40代でも<深読みできる>要素があれば尚良い。これがないと作品寿命が3〜5年を最長として短くなる可能性がある。
ただし、男性に拒否反応を起こさせる要素……典型的なモノは明白なボーイズラブ、あるいは女子にターゲッティングし過ぎたゴスロリなど……を含むと、少し市場が小さくなって、ネットで叩かれまくる。それでも男子オタクにだけしか受けないコンテンツを作るより確実に市場規模が大きくなる。
この説を補強する具体例は、各メディアにおいて、約15年前から継続的に挙げることが出来る。
が、時間がないのと現時点でここに書くには勿体ないので、また今度。