スぺリオール「戦車映画」(吉田戦車)が面白い

マンガ雑誌のコラムを色々見ていると、どうも小学館系が面白い。これはスピリッツの白井編集長あたりからの伝統がいい意味で各紙に拡散しているのかなぁ?? スペリオールが良い意味でも悪い意味でもスピリッツ直系過ぎるのかもしれない。
マンガコラムとしては
山田玲司絶望に効く薬」:(これはヤングサンデー
http://www.youngsunday.com/rensai/comics/one_on_one.html
現代洋子「社長DEじゃんけん隊」
http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/superior/content1.html
がいい意味で毒にあふれつつ良い感じ。
文章コラムではスペリオールで吉田戦車がやっている映画コラム、「戦車映画」がぶっちぎりで面白い。もっともこれはファミ通吉田戦車が連載していた「はまり道」「ゴッドボンボン」が面白かったという記憶をオイラが影響として強く受けすぎているからもしれない。あの「メタルギアソリッド」ネタが未だに忘れられない。
映画のセレクションが「CASSHERN」「釣りバカ日誌15」「サンダーバード」とネタにナリそうなのと、自分の見たいのを混在させつつ選んでいるようで、そのあたりの芸人根性も○。
で、今号は「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」と「特捜戦隊デカンレンジャー The Movie フルブラスト・アクション」
しょっぱなから、「じいさんになっても面白ければ特撮番組を見続ける! 一番怖れているのは、熱中している特撮番組の最終回2回前に老衰で死ぬこと」(大意)と飛ばしている。
「戦隊モノは、ハリケンジャーデカレンジャーは面白い。毎週楽しみ」
「ヘリから狙撃するボス(ドギー・クルーガーのこと)*1が格好良い」
「ようやく最近、ブレイドが面白くなってきた」
「最初は笑いながら見ざるを得なかったが、最近はホント楽しく出来の悪い子を見ているようで感慨深い。好きな特撮番組でもかなり好きな部類だ」
「仮面ライダーは本当にスロースターターだ」
と、かなり深く見ているので……はまり道の頃からそうだか……この人は本当に子供のような心を持っている人だなぁと感心する。
というか……
「お色気サービス ヒロセさんエステ中」
「タランチュラアンデッドは人格者だったんだから、こんな復活モンスター扱いをしたらイクナイ! 嶋さぁ〜〜ん【カナリア付き】」(まぁ大意で)
などとイラストを描くにいたると、むしろ吉田戦車は2CH視聴者に近いのではないかという疑念も湧いてくる。
次号は、「ヴィレッジ」を鑑賞するとのこと。流石にヴィレッジはアメリカでも失敗した模様で、それを吉田戦車がどう見るかは楽しみ。

*1:人類が選ぶ、今最も抱かれたい犬