白州次郎関連資料を集める

日本で一番TシャツとGパンの似合う男、白州次郎の資料を読みまくる。久方ぶりに料理番組のネタの一つを手伝うことになって、その余力を使って自分の現在の興味範囲も調べる。
宮沢喜一の語る白州次郎の思い出話とか吉田茂論。あと新潮社から出ている「吉田健一集成」からも関係部分とか抜き出す。なるほど対米交渉の矢面に立った二人がともにイギリス的なダンディズムの持ち主というのも面白い。中国人と英国人はホントにタフネゴシエーターなんだろう。
吉田と白州が日本近代史上、最も新聞から叩かれながらも愛された二人の男ってことと、白州の通産省(現・経産省)構想が知りたくなったのが理由。小松左京をはじめとして、第一世代作家のSFにはたまに通産省関連ネタが出てくるけれど、その設立課程には日本を輸出主体国家へ変えようとした白州次郎の先見の明があった訳で……。
個人的にもの凄い大回り的に先日のNRIオタク産業報告を検証しているともいえなくもない。