ライトノベル完全読本vol.2用マンガラフが挙がってきた

凄まじいスケジュールでインタビューやら進んでいる、ライトノベル完全読本vo.l2ですが、マンガのラフが挙がってきてOK出たので、宣伝をかねてちょっとアップ。
ライトノベルイラストレーターのデビューシリーズは、1号のD.Kさんに代わって、台湾から日本へイラストレーター修行に来て、デビューした女性イラストレーターさんにコミックを描いてもらいました。
D.Kさんは、現在、「ライトノベルめった斬り」のカバーと「ファウスト」のイラスト原稿で大変だったりして……。

台湾で漫画家になって漫画を書き続けているある日
父:お前、日本に行きなさい
私:え〜、遊びに行くんじゃないの?
父:「そっちに良いものがあるなら、そっちに行くんだ!」と父の名言です。
父:お前の今の実力だと力不足だ!
父:日本にはもっと素晴らしい物があるだろう。何と言ってもマンガの王国だからナ。
父:視野を広げて自分の中身を充実させろ!
私:あの……ちょっと心の準備が……。
私:そういう訳で日本での生活がはじまりました。大半の時間は日本語の勉強に費やしてしまいました。本当は真面目に勉強していましたよ。

基本的に前回のD.Kさんと同様にこのマンガはライトノベルイラストレーターのデビュー話を書くシリーズで行きたいと思っています。
ところがね〜、最近、面白い経緯でデビューする人が少ないのですよ。フツーにイラストを描いてフツーにデビューして、人気イラストレーターになりましたなんて漫画を描いてもつまんないでしょ。美少女ゲームのイラスト描いていて、そこからスカウトされましたなんてのは、7年前なら面白かったですが、今は平凡すぎてクスリとも笑えない。
潜在的に抜群に上手くて、かつ名前が余り知られていなくて、にもかかわらずトンデモなく面白い経歴の持ち主とゆ〜人にしかこの部分のマンガが描けない。そう言う人の方が幅があって、面白いイラスト描けるからねぇ〜。我ながらハードル高いよ、このシリーズ。
日本に来てからの彼女の奮闘記・及び台湾でのライトノベル事情を描くという、この間の台湾取材を生かしたマンガにする予定。
さぁ、今のうちから、次のVOl.3むけの人も探し始めないとなぁ……。

グローバルデータ通信→グラムス株式会社のその後

http://www.eole.co.jp/pc/profile.html
佐藤琢磨関連を調べていたら、なんか凄い物を見つけてしまった。
QUOVADIS(クォ・ヴァディス)ですよ、ありす・イン・サイバーランドですよ。
発熱地帯にもグラムスの記述があって面白いなぁと思ったり。あの時期、ゲームバブルに角川事件が重なった上に、アニメもパッとせず、オタク・エンターテインメントってどうなるんだろうという時期だったんだよな。
発熱地帯にもコメントがあったのでちょっと引用させてもらう。

それにしても、有象無象が多かったですね。とりあえず何もゲームを知らない人がゲームを作って当てられると真顔で信じられた時代でした。無根拠な自信を発散しているおっさんとか、ゴロゴロいたしなあ。「ゲーム、余裕じゃねえか」みたいな。

グラムスとかいう会社が『クォ・ヴァディス』を当てて、「うぉっ、いきなり会社起こして、もう社員数100人だって、スゴイよねー」といっていた数ヶ月後に、「あそこ、つぶれちゃったよ。1本しか当たってないのに、社員100人なんてありえないよねー。ガハハハ」などと会話していました。節操なかったな、まったく。まぁ好景気ってのはそんなもんだ(今思うと滑稽なんだが。とはいえ現在は逆ぶれしすぎてて、これも数年後にはこっけいなんだろうな)。
発熱地帯:February 20, 2004】

いやはや、禍福はあざなえる縄のごとしというかナンというか。
http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/archives/cat_eiu.html
この話題が、ラノベ・アーカイブスに入っているのもある意味で正しい。
……っていうかそろそろ90年代のまとめが必要なんだろう。それをまとめられる企画者・ライターがいたく(個人的にも)欲しいのだが。知りすぎていてしゃべってくれない人(某I女史とか)、知らないのに自信満々な人しかいないのも問題か。