みずほホールディングスに支配されるアニメ会社

上場狙っているアニメ会社に対するみずほホールディングスの支配というのは凄まじいモノがあるみたい。なんか話を聞く度に悲しい気分になってくる。
とにかく一発当てて上場しろ! そして上場益を銀行に入れるべし! こちとら慈善事業で「金貸してる」or「お前の会社の紙くずのような株を買って増資してる」んじゃないんだよ!
という万力のごとき圧力がかかっているとのこと。
みずほHDからの要求は以下の通り

  1. 外国の映画賞で賞を取れ! それを足場に一気に上場だ!
  2. 可能であればオリジナルでヒットを飛ばせ!
  3. 目立つ版権モノにはとにかく唾つけろ!
  4. それが出来なきゃとにかく量産しろ!! それが嫌で独立しただぁ? 知るかそんなこと!

金がないということはクビがないことと同じ
―――西原理恵子

西原理恵子ハートマン軍曹の台詞には人生の真実があるなぁ……。
恐るべき事にみずほHDの支援を受けているアニメ会社の社長はどんどん細くなっているなぁ。スタッフの離脱も激しいし。
株式上場で一発当てるという現代の錬金術。等価交換しなきゃいけないものがここまで多いとなると厳しいね。

CASSHERNのDVDは良いらしい

お得感があるのとキリヤ監督の熱いトークが面白いらしい。サイゾーを読んだ後に見ると非常に楽しいらしい。
なんであんな感じになってしまったのかという失敗点を見られるのと同時に、こうしたクリエイターが育ちつつあることに対してのほのかな希望みたいのも垣間見られるとのこと。
デビルマンDVDの監督解説DVDも(正反対の意味で)非常に見たいのも確かだ。

海外のゲーム企業が日本窓口を強化

海外のゲーム会社が、日本のゲーム企業巡りをしている。特に熱心なのがEA。というか日本のゲームメーカーやクリエイターが普通につきあえる存在になってきている。
やる気のあるメーカーは、接触窓口を見つけて企画を持って行けばよいと思う。
日本と企業文化が違う面があるが、刺激は多いはず。また日本人担当者であれば、日本のゲーム育成にも理解があるので(外国人は所詮駄目)、ゲームヘゲモニーが海外に移管したとしても、大丈夫。
ただ、大手メーカーが「自分が接待費を使えなくなったからといって海外メーカーに食事をたかる」のはやめろ! 本当に笑われているから。日本の恥だ。

複数メディアの仕事が出来るプロデューサー

今までアニメ・コミック・ゲーム・ライトノベル・玩具というのは、オタク産業と言われつつも、メディアミックス企画としては連動できて来ない場合が多かった。
でもここに来て、この5大分野のうちの3つとか、4つをこなせる20代〜30代の若手プロデューサーが増えてきたような気がする。第一世代は割と1分野に特化していたのだけれど。
実績としてまだ名前が出ていない場合が多いが、明らかに増加しつつある。
ハードもしくは製造メーカーとしての、これら5分野の主導権は10年〜15年スパンで見てしまうと、

  • アニメ:CGがアメリカ、手書きは韓国・中国
  • コミック:アジア圏
  • ゲーム:アメリカと韓国
  • ライトノベル:まだ未確定、ひょっとすると台湾・ロシアを含むユーラシア圏
  • 玩具:不明

へと移管してしまうかもしれない。
ただヘゲモニーが日本以外に移管したとしても、現在育ちつつある日本人プロデューサーが上手く立ち回ることができれば、ちょっと状況改善に寄与するかなとも思う。
もっとも、ゲームが大嫌いな某アニメ会社とか、オタクメディアしか作れない某出版社、アニメ出資する前にまず本業何とかしろ某ハードメーカーなんぞが、勘違いして「その頭目に立とう」とか言い出すと失敗に終わるとは思うけど。