文系文化

次世代の少年モノのストーリー展開の解題

以前、70〜80年代的なD.T.ストーリーに関して、このサイト《Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º》と言うの参考にして、それを90年代以降のポストモダンに対応したD.Tストーリーへと書き換えたいなぁと思ってた。 http://www.geocities.jp/wakusei2nd/gineiden.html でも代…

コラに見る、90年代自意識とキャラクター論のネタ化

「……誰かに見られている」 このコラは面白い。 90年代は本当に「自分語り」の自意識過剰な時代だったわけだが、それは庵野秀明や中田英寿の過剰演出となって現れた。それが、現在、お笑いブームの進捗を合わせるようにネタ化されて、こうして消費されるのは…

《エロカワイイ》に対する反応が両極端だな

「かわいい」から一歩成熟 じわり「エロい」志向 小物も車もドリンクも - さて次の企画はでも書いたんだけど、エロカワイイというカテゴライズについてもうちょっと理解を深めなきゃいかんな。 最近、若い世代では「すてきな」を表現するほめ言葉が、「かわ…

ケータイシロアリの世代:ゲーム専門学校の実体

いやこれは参考になるので、必読。 ぞくぞくする怖さを感じたのは後篇の次の台詞 まるでケータイをもったシロアリが 目的もなく長話をしながら 日本という国の土台を食いつぶしているような 参考にこちらを読むともっと寒気がしてくる。 bund.org: The Leadi…

社会派とセカイ系の間を循環するということ

社会派系ネタで面白かったのが、「善良な市民と転叫院のトリエント公会議:■困ったちゃんVSイイコちゃん問題■」。 Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º オタクって暴力団ネタ・SEXネタに弱いくせに、格闘技やミリタリに憧れてしまうところが、可愛いというかなんとい…

サークルクラッシャーになりたがる女性が登場!

「電波大戦」の本田透さん、最大の仮想敵がココに! ◆わたしの夢 - 旧「路地」 大変だぁ〜、非モテ男を隠すんじゃぁ!(野武士に襲われる村の生娘じゃあるまいし) 誰か飢えている避モテ男を5人(プロモ上、ウチ一人は男装の女性)、つれてくるんじゃぁ〜!…

モテモテ探検隊! 第一回「ワニのぬいぐるみでモテモテ」

Exciteブックスの非モテの文化史が本当に面白くてしょうがない。 エキサイト商品情報 demiさんより、「文化系女子って数限りなく派閥があるけど、世間的にビジブルなのは下北系とヤオイだけなのかも」(http://www14.big.or.jp/~onmars/data//2005/06/02.htm…

なるほど、文化系ミリオタはジージャンズか!

ジージャンズ−文化系人間をアッパー系とダウナー系でわける− - ARTIFACT@ハテナ系 なるほど、文化系におけるミリオタの存在をどう分類してイイか判らなかったのだけれども、ジージャンズと言えば判りやすいね。 ジージャンズに、迷彩服を着ている人間も追加…

新城カズマと桜坂洋は第2世代

波状言論で、東浩紀さんが桜坂洋と新城カズマに注目しているんで、補足。 ライトノベルと一般文芸の交叉点、あとサブカルとオタク文化の交叉点が、おそらく今年から来年にかけて一気にホットスポットとして上昇してくるのは間違いないという点で東浩紀さんは…

ユリイカ増刊『オタクVSサブカル! 1991→2005年ポップカルチャー全史』をお手伝いしたので宣伝

先週からめちゃめちゃ忙しかったのは、これに寄稿していたからです。 ユリイカ増刊『オタクVSサブカル! 1991→2005年ポップカルチャー全史』責任編集 加野瀬未友+ばるぼら - ARTIFACT@ハテナ系 オイラのサブカル大将であるところの、加野瀬さんから依頼があ…

独身最後の砦は富田靖子

小川範子が結婚してしまった以上、オタク第二世代的な最後の独身アイドルは富田靖子に決まりました。 ちなみに富田靖子といえば、藤子・F・不二雄マニアかつ、かつ熱烈なシャア・アズナブルファンで有名。 彼女は大変な藤子・F・不二雄ファンで、好きなキャ…

三題噺:SF大会とサブカル文化とオタク文化

#SF大会 げほげほ、ヒドい風邪をひいています。無理してSF大会行くんじゃなかった。死にそうでまったく動けません。一日目は16時間も寝てしまったため、二日目だけの参加にしたんだけど。 ディーラーズルームに於いて、谷山浩子/原作、吾妻ひでお/作…

オタクとサブカルチャー概論についてのメモ01

AMADECさんからの要望もあったし、これから書こうとしている原稿にも絡んでくるのでちょっとまとめ。「ライトノベルがサブカルチャーになるかどうか」もしくは「なぜ今、オタクのモテ・非モテ論が盛んか?」について。 まず前者についてだけれども、このまま…

『男性版やおい』の話

くそ16時間も寝た上で、しかも3時間も昼寝してしまったからSF大会の初日は参加できず。今日はなんとか足を運ぼうと思う。 で、気にしながらも最近、注目の話題。 「いつか白馬のお姫様が」(Someday my princess wiil come)という感じ。 ページが見つかりま…

劇場版 Ζガンダム第2部「恋人たち」では90年代を幻視させたΖガンダムヒロインたちが刷新される?

今自分の中で史上空前の80年代ブームが来ている。段ボールの奥底から「逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)」「1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)」「タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる」を引っ張り出して、かつ古本屋巡りをして80年…

丸井は脱オタブランドなのだろうか?

真夜中の転校生からのTBが異様に面白かったので紹介。 ナニコレ!なにこのイケイケっぷりは!かつての「オタドル」加藤夏希は一体どこへ行ってしまわれたのか! いや、確かにさ。「不思議系オタドル」中川翔子や、「S系・耽美系オタドル」栗山千明らの台頭…

ライトノベルが文学運動になるか否か

「まんたんブロード」の東浩紀氏のコラムから。多分、今年の後半から来年でリフトオフするかどうかが決まりそうな気がする。ほぼ各所から全容は聞いているけれども、まだ主軸は分からない部分が多いような……。 個人的にはそれ以前にライトノベルがサブカルチ…

スクールカースト

はてなキーワードにおいて、進行中。 最初に想像していたよりも揉めていなさそうなのは少し意外。ひょっとするとはてなユーザーは割と均一なスクールカーストに位置していたからではないかなどと考える。そうだとすると経験・年齢差から来るモテ・非モテ問題…

80年代のスーパー高校生の系譜 (前編)

結局、時間がなくてとりあえず前編だけアップ。後編書いてからまた大直しすると思うけれど。 Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º 第二世代オタクが愛した2作品「究極超人あ〜る」「妖精作戦」:1985年の風景雑感 - さて次の企画は に絡んでいるので見ておくと良いかも。 …

「ナウシカ特攻隊論争」について思いっきり補足してみました(愛・蔵太の気ままな日記より)

映画「風の谷のナウシカ」公開当時に話題になった「ナウシカ特攻.. - 人力検索はてな 過日、買っていた「SFの本 7」だが、どうやらここによると「ナウシカ特攻隊論争」の主戦場だったらしい。少し聞いたことはあったけれども、まさかその本がこの買った古本…

第二世代オタクが愛した2作品「究極超人あ〜る」「妖精作戦」:1985年の風景雑感

惑星開発委員会において、70年代前後生まれの第二世代オタクが愛した作品として、「究極超人あ〜る」に関する考察があげられている。 Yahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º 東浩紀は「動物化するポストモダン」において、オタク世代論という非常に便利なカテゴライズを行っ…

20年前の「SFの本」で見つけた巽孝之×山形浩生の前哨戦

ちょっと雑誌文化を勉強しようと言うことで、神田の古本市(ちょうどお祭りだったので)をめぐりながら、もっとも当該雑誌が元気のあったころの発行時期時期のものをバカスカ買ってみる。まぁ仕事のネタになればと……。 そんな中で、ちょっと読者欄と特集が面…

オウムの残したもの、2題

一つは今朝、徹夜明けに読んだスペリオールより。本当は西原のPLUTOを読もうと思ったのだけれども、戦車映画とこちらの方が面白かった。なんか気分で画像は乙葉なんぞを。 ◆相原コージ「漫画エロチカ系」より 漫画家生活20周年記念4コマ (20年前の「痛かっ…

劇場版Ζガンダムでの富野と宮崎の教育観の違い(続き)

先日書いたエントリは反響が大きかったので、それに関連する反響をいくつか書く。 あ、画像は海外のコスプレサイトで見つけた「ふたりはプリキュア」のキュアホワイトのコスプレを。この角度で見ると良くできているような気がするもんで(笑) 404 Not Found…

Ζガンダム劇場版で見る富野と宮崎の教育観の違い

なんか急に予定が空いたのでとりあえず感想を書いてみる。予定外がないかぎり書く時間がないというのは辛いやね(苦笑)。現状認識として描かれてみっともない大人だらけだったΖガンダムTV版が、劇場版においては、「若者の苛立ちを持ちつつも、前向きなカミ…

米国の綾波レイコスプレコンテスト

Cosplay Lab - Ayanami Rei Look-alike Winners ハリウッド版のエヴァンゲリオンはともかく、アメリカでの綾波レイコスプレコンテストを見る限りでは、選外のこの子あたりが、一番日本受けしそうなかんじ? 映画ではどうなるんだろう。 しかし日本趣味に合わ…

アメリカので綾波レイコスプレコンテストの様子(英文)

http://www.cosplaylab.com/contests/winners/ayanami.asp う〜ん、日本受けするのは選外佳作の子かなぁ……。しかし、そろそろ本気で英文をもっとすらすら読めなきゃ、仕事上、まずくなくなってきたぞ。

アメリカのイベントに参加した村田蓮爾の記事(英文)

Cosplay Lab - Range Murata ~ Beyond Last Exile

ゲーメスト創生記を読む

99年に発行されたミニコミ誌「ゲームのコトバ」を入手。ゲーメスト創生記を読む。80年代末から90年代初頭は、若者オタク文化の中においてゲーセン文化というのが確実に息づいていたのだなぁと言うことが分かる。 「コスリ論争」なんて懐かしい。 まだ十全に…

韓国のラノベサイトからリンク

韓国のライトノベル研究のサイトからリンクされた。 http://wald.egloos.com/l0 リンクされた内容は 「学園超能力バトルアニメ」が多いのはブギーポップの遅い影響 - さて次の企画は でした。「ブギーポップは笑わない」が分かるあたりすごいなぁ……。今度メ…